【食卓を彩る優秀食材!】パプリカの栄養とおすすめレシピ3選
赤・黄・オレンジと鮮やかな見た目をしたパプリカは、料理に彩りを添えるのにピッタリな食材です。しかしパプリカの魅力は、色合いの美しさだけではありません。実はビタミンCなどが豊富に含まれ、栄養価の高い食材でもあります。今回はパプリカの栄養とおすすめレシピについて、見た目がよく似ているピーマンとの違いとあわせて紹介します。
2023年06月28日
パプリカとピーマンの違い
どちらもとうがらしの仲間だけど、サイズや成熟具合が異なる!
ピーマンとパプリカは、どちらも「ナス科トウガラシ属」に分類される野菜です。同じとうがらしの仲間ではありますが、パプリカはピーマンよりも大きなサイズで、果肉が厚く、甘みがあるのが特徴です。 またピーマンは未熟だと緑色ですが、熟すと赤く色づきます。ピーマンは基本的に未熟な状態で収穫されるため、私たちが目にするピーマンのほとんどが緑色です。 一方で、パプリカも未熟時には緑色をしています。しかし成熟が進むにつれて、品種により赤・黄・オレンジなど、さまざまな色に変化します。パプリカは一般的なピーマンとは異なり、完熟状態で収穫されて市場に出回るため、カラフルな色をしているというわけです。
パプリカに含まれる栄養素は?
肌を健やかに保つ「ビタミンC」
パプリカの注目すべき栄養素は「ビタミンC」です。パプリカに豊富に含まれるビタミンCは、皮膚や血管などのコラーゲンを作るのに欠かせません。 また、ヒトの細胞にダメージを与える活性酸素の発生を抑え、除去する「抗酸化作用」があることでも注目されています。ビタミンCのように抗酸化作用のある物質は、動脈硬化や老化の予防に役立ちます。 ビタミンCは水に溶けやすいため、無駄なく摂るにはお湯で茹でるよりも、電子レンジで加熱するのがおすすめです。
抗酸化作用が注目される「β-カロテン」や「カプサンチン」も
パプリカには、「β-カロテン」や「カプサンチン」も含まれます。β-カロテンは、身体の中でビタミンAとして働き、皮膚や粘膜を保護する役割が期待される栄養素です。またカプサンチンは、赤色パプリカに含まれる色素成分として知られています。 β-カロテンやカプサンチンには、ビタミンCと同じく抗酸化作用があると言われています。パプリカを食べると、これらの栄養素を効率よく摂れるため、しみやしわなどを予防したい方にはうってつけの食材です。
料理に色味をプラスする!パプリカを使ったレシピ3選
ノンオイルでも食べやすい!元気チャージの赤サラダ
抗酸化作用が期待できるトマトのリコピンやβ-カロテン、ラディッシュのアントシアニンなども摂れるサラダです。パプリカはピーマンと異なり甘みもあるため、火を通さなくてもおいしくいただけますよ。 ▶「ノンオイルでも食べやすい!元気チャージの赤サラダ」のレシピはこちら
切干しだいこんとパプリカのピクルス
肉厚でジューシーなパプリカの食感と、シャキシャキした切干しだいこんの食感が楽しめる一品。切干しだいこんにはカルシウムや食物繊維が豊富な点も、身体にうれしいポイントです。電子レンジを使った時短メニューなので、忙しい日にもピッタリです。 ▶「切干しだいこんとパプリカのピクルス」のレシピはこちら
3色ピーマンのひき肉炒め
パプリカとピーマンを使った、カラフルな中華風炒めです。見た目が茶色くなりやすいお肉料理も、パプリカを使えば一気に華やかさが増しますよ。 ▶「3色ピーマンのひき肉炒め」のレシピはこちら
まとめ
美容にも役立つパプリカで、食卓を彩ろう!
パプリカは、カラフルな色合いで食卓をにぎやかにするだけでなく、効率的に抗酸化物質を摂るのにもピッタリの食材です。ぜひ今回紹介したレシピを参考に、さまざまな料理にパプリカを取り入れてみてくださいね。 【参考文献】 ・消費・安全局消費者行政・食育課消費者の部屋.“パプリカはピーマンとは違うのですか。”.農林水産省(https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1908/02.html),閲覧日2022年2月7日 ・霜村春菜.“野菜と果物の品目ガイド パプリカ”.大阪市中央卸売市場(http://www.shijou.city.osaka.jp/sikyoportal/?page_id=2911),閲覧日2022年2月7日 ・厚生労働省.“抗酸化物質”.e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-009.html),閲覧日2022年2月7日 ・厚生労働省.“カロテノイド”.e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-007.html),閲覧日2022年2月7日 ・江崎グリコ株式会社.“赤いパプリカの抗酸化成分『パプリカキサントフィル』を活用しよう”.POWER PRODUCTION MAGAZINE(https://cp.glico.jp/powerpro/oxygen/entry44/),閲覧日2022年2月7日
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著者
藤倉 詩織(管理栄養士)
【予防医療】にかかわりたいという思いから、大学卒業後は健診センターに就職。現在はフリーランスの管理栄養士として、食や栄養に関するコラム執筆などに携わっています。より多くの人に「食べることが楽しい」と思っていただけるよう「正しい食の情報」をお伝えしていきます。