【アルコール卒業宣言?】やればできた!禁酒成功の秘訣教えます♪
「ダイエットのために」「健診の結果が悪かった」「最近飲みすぎてしまったので…」などの理由から、“禁酒”を考えている方も多いのではないでしょうか?いままでできなかった禁酒も、何かきっかけがあれば意外とやればできた!ということもあります。今回は、禁酒するちょっとしたヒントをお伝えします。
2024年09月13日
禁酒のメリット
健康状態の改善
厚生労働省は、飲酒に伴うリスクに関する知識の普及の推進を図ることを目的に「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました(2023年11月)。アルコールの影響やリスクを理解し、自分に合った飲酒量を決めたうえで健康に配慮した飲酒を心がけることを推奨しています。つまり、アルコールによる健康障害を防ぎましょうと言うことです。 毎日飲酒した場合、肝機能の低下など生活習慣病の他、アルコール依存症につながる可能性も示唆されています。一週間のうち、飲酒をしない日を設けるなど、定期的に飲酒をしないようにするなど配慮が必要であると言えるでしょう。
栄養素がスムーズに使われる
アルコールを分解する過程で、ビタミンやミネラルなどさまざまな栄養素を必要とします。アルコールを控えることで、からだの必要な部分に栄養素が行き届き、疾患や肌トラブルなどの解決につながりやすくなります。
減量
アルコールのエネルギーは1g当たり7kcalです。糖質が含まれていない種類のお酒でも、余分なエネルギー摂取につながってしまうことで体重増加の原因になります。飲酒量を見直し、その分必要な栄養素を、まんべんなくとることを心がけることで減量にも結び付きやすくなります。
睡眠の質が上がる?
「寝付けない」「眠りたいからアルコールを飲む」という方もいるかもしれませんが、それは要注意です。アルコールは、入眠までの時間を短縮させると言われています。しかし、その後は覚めやすくなるなど実は睡眠の質を下げてしまう可能性があるのです。禁酒することで睡眠の質も向上しやすいと言われています。
禁酒のコツ
健康な自分をイメージする
「禁酒して減量できれば糖尿病のリスクが下がる」「良質な睡眠をとることができれば、翌日の作業効率も上がって時間を有効活用できる」など、禁酒にチャレンジすることで健康に近づいていく自分をイメージしてみましょう。つまり、「取り組む目的」を持つことが大切です。ポジティブなイメージを持つと、モチベーションが維持しやすいですね。
目標宣言
健康な自分がイメージでき目的が明確になったら、期間や代替方法など、目的を達成するための日々の目標を立ててみましょう。また、禁酒を周りの人に宣言することで自分自身の意識づけになります。目標があることで達成感が得られ、自信につながります。周囲の方々も温かく見守ってくれるはずです!
飲みたくなる環境をなくす
「お酒を買わない」「グラスを食卓に出さない、見えないようにしまう」など、視覚、嗅覚などからの刺激をシャットアウト! 禁酒したら500円貯めるなど、法則を作るのもおすすめです。
お酒以外の楽しみをみつける
お酒を楽しむ時間帯は、1日の中でもホッとする時間でもありますよね。禁酒して時間ができたら「散歩をしてみる」「料理作りや片づけを積極的に取り組んでみる」など他の行動に置き換えてみるのはいかがでしょうか?気が紛れるだけでなく、心身のリラックスにつながるのでおすすめです。
禁酒時の代替方法
シンプルにお茶!
夕食時の水分補給には、アルコールのかわりに料理の味を引き立てるシンプルな飲料がおすすめです。食事の満足度が高まれば、禁酒も無理なく続けられそうですね。
炭酸水
炭酸水は、アルコール類や甘い炭酸飲料と比べるとエネルギーが低く、満腹感も得られやすい飲料です。また、すっきりとした爽快感があり、無理なく代替しやすいです。果汁と割って飲む場合は、糖質のとりすぎに注意してくださいね。
牛乳
成人になると、牛乳や乳製品の摂取頻度が減り、カルシウム不足になりやすい状況です。夕食までに牛乳や乳製品をとっていない場合には、コップ1杯程度の牛乳を飲む代替策もよいですね。しかし、牛乳もエネルギーや脂質が含まれていますので、気になる場合は低脂肪乳に変えるなどで対策してみましょう。
汁物
お酒がない分、満足感を得るためには温かい具だくさんスープを活用するのもおすすめです。油を使わず調理できるため、エネルギーを抑えつつ、ビタミンやミネラル、食物繊維をたっぷりとることができます。夕食時に多めに作っておけば、翌日の忙しい朝食でも活用できます。しかし、汁物は食塩のとりすぎにも注意しましょう。
ノンアルコール
ノンアルコールと言っても、完全にアルコールやエネルギーが「0(ゼロ)」というわけではありません。禁酒宣言の場合は、ノンアルコールでも控えるのがベストです。もしもの時は適度に活用しながら禁酒を続けていきましょう。
まとめ
禁酒で新しい自分に!
いかがでしたか?どうせ自分はできない、長く続かないと考えている方こそ、騙されたと思って禁酒を実践してみてはいかがでしょうか? これまでに感じたことのない達成感と自信につながりますよ♪ 【参考資料】 ・厚生労働省. 健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38541.html)閲覧日:2024年7月5日 ・厚生労働省.e-ヘルスネット.アルコールの作用(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-003.html)閲覧日:2024年7月5日
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著者
丸山 まいみ(管理栄養士、公認スポーツ栄養士)
家庭の料理を通じて食に魅力を感じ管理栄養士となる。診療所での栄養指導、特定保健指導、スポーツ選手に対する栄養教育に携わる。現在は、ひとりひとりの背景に合わせ、食の楽しさや可能性を伝えるためフリーランスとして活動中。