【小さい身に栄養たっぷり!】しじみの栄養パワーで身体の中からきれいを目指す!
お味噌汁の具や、佃煮として使われることの多いしじみ。しじみは小さいながらも旨味たっぷりで美味しいですよね。実は、しじみは美味しいだけでなく、さまざまな栄養がたっぷりと含まれています。そこで今回は、しじみの基礎知識と栄養効果について解説します!
2020年07月08日
しじみの基礎知識
しじみの産地と旬
しじみの主な産地は島根県や青森県です。しじみには「やまとしじみ」「ましじみ」「せたしじみ」の3種類がありますが、国内で流通している99%はやまとしじみです。 しじみは1年を通して食べることのできる食材ですが、旬は夏と冬です。特に、夏のしじみは「土用しじみ」と呼ばれており、産卵を控え栄養価が高く、味もよいと言われています。
美味しいしじみの見分け方
きれいな水で育った新鮮なしじみを見分けるポイントは以下のようになります。 ・少し茶色がかったつやのある殻。 ・殻にはっきりとした縞模様が入っている。
しじみの砂抜き方法
しじみは真水でも砂抜きができますが、塩水を使う方が旨味成分が逃げにくくなるので、ひと手間かけて塩水で砂抜きをするのがおすすめです。 1)流水でしじみをこすり合わせながら洗う。 2)しじみ同士が重ならないようざるに並べる。 3)ボウルに1%の塩水を作っておき、しじみを並べたざるを入れる。塩水はしじみが酸素不足にならないよう、しじみが完全に漬からない程度の量にする。 4)新聞紙をかけて暗い場所に移し、夏は3~4時間、冬は4~5時間置く。 5)ざるを水から出し、濡れふきんをかけて乾燥を防ぎつつ3時間ほど放置する。
しじみの保存方法
しじみは冷蔵も冷凍も可能です。いずれの場合も、砂抜き後に保存袋などに入れて保存します。 冷蔵保存の場合は3日以内、冷凍保存の場合は2~3か月以内に食べましょう。しじみは冷凍することで旨味が増すので、汁物に使うときにおすすめです。解凍せず、そのまま湯に入れて調理しましょう。
しじみの栄養効果
オルニチンで肝臓を元気に!
「二日酔いにはしじみ汁を飲むとよい」と聞いたことはないでしょうか。アルコールは肝臓の解毒作用によってアセトアルデヒドに変換され、最終的には水と炭酸ガスに分解されます。 しかし、肝機能が低下すると分解が上手く行われなくなり、有毒なアセトアルデヒドが体内に蓄積することで吐き気などの二日酔い症状が表れます。オルニチンは肝機能を高める働きがあるので、アルコールがスムーズに分解されるようになり、二日酔いの予防・解消に効果が期待できます。
亜鉛で美肌&美髪に!
亜鉛は細胞の新陳代謝を促す働きがあり、健康的なお肌や髪の維持に効果的です。
ビタミンB12で貧血予防!
ビタミンB12には造血作用があり、女性に多い症状である貧血の予防に役立ちます。 【今日からできる!】簡単に作れる貧血予防レシピ5つ
まとめ
しじみを食べて健康的にきれいを目指そう!
いかがでしたか? しじみには美容と健康にうれしい栄養成分がギュッと詰まっています。 ぜひ食生活に取り入れてみてくださいね。 【嬉しい効能がいっぱい!】あさりの選び方や魅力をご紹介
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。