【クレオパトラも食べていた!】美肌に効く「ルッコラ」の基礎知識と簡単レシピ
地中海沿岸で古くから食用に栽培されていたハーブ野菜のルッコラ。かのクレオパトラも美容のために食べていたとか。ゴマのような香りに、ワサビのようなピリ辛さは日本人の嗜好にも合いそうです。ルッコラの基礎知識と簡単レシピを、管理栄養士が紹介いたします。
2019年05月17日
ルッコラとはこんな野菜
ロケット、とも呼ばれます
イタリア語で、「ルッコラ」。英語やフランス語では「ロケット」と呼ばれるハーブ野菜です。ゴマのような香り、噛んでみるとワサビのような辛みがくる。一度食べるとハマってしまうかも。 日本のスーパーで出回るようになったのは、比較的最近のこと。まだまだ馴染みのない野菜かもしれません。そこでもう少し詳しくルッコラの栄養をご紹介します。
ルッコラの栄養は?
サラダ向きの野菜
ルッコラはサラダに向く葉野菜です。他の生で食べる葉野菜100g中の栄養成分と比較してましょう。 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より引用
注目すべき美容成分
ビタミン・ミネラルたっぷり!
ルッコラはビタミンやミネラルに富む栄養価の高い葉野菜です。カリウム、β-カロテン、葉酸、ビタミンC、ビタミンKの含有量は葉野菜の中でもトップレベルです。これらの成分の働きは…
カリウム
カリウムは余分な水分を体から排泄し、むくみを予防します。
β-カロテン・ビタミンC
β-カロテンは皮膚の新陳代謝を高める作用があり、ビタミンCにはメラニン色素の沈着 を抑えることで美白効果が。ビタミンCはコラーゲンの合成も助けるためしわの予防も期待できます。
葉酸
葉酸は「造血ビタミン」とも呼ばれ貧血を予防します。健康的な肌の色にも一役買っています。
ビタミンK
ビタミンKは、カルシウムが骨に沈着するすることを助ける働きがあり、健康な骨をサポートする成分。骨粗しょう症の予防に重要な成分です。
ルッコラを味わうおすすめレシピ3選
やっぱりサラダが美味しい!
ルッコラの爽やかな風味とツンと辛い独特な味わいを楽しむには、生食がおすすめです。 またβ-カロテンは、油と一緒に摂取することで吸収率が高まります。オリーブオイルは特にルッコラとの味の相性が良いようです。
サーモンとルッコラのハーモニーが絶妙
お酒のおつまみにも合います
ビーツとカッテージチーズでさらに美肌力アップ
まとめ
ちなみに…
クレオパトラが美容のために好んで食べたというルッコラは、栄養成分を見ると納得ですね。 少し専門的な話になりますが、ルッコラの辛みは、グルコシノレートとよばれる成分です。ブロッコリーやキャベツ、ワサビなどのア ブラナ科植物に含まれている成分で、ルッコラには、解毒作用を有するグルコシノネートが0.76~3.03g/kg含まれていることが分かりました。この成分は強い抗酸化力があると言われていますので、β-カロテンやビタミンCの美肌力を更に高めることが期待できますね。 参照:広田ハーブ農場(http://hirotaherb.shop-pro.jp/?pid=74372128)
手軽に取り入れられるルッコラ!
ルッコラは美肌を目指す皆様の強い味方となるでしょう。普段の食卓にとりいれてみてはいかがでしょう。
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。