【やせにくいって本当?】生理中のダイエットの注意点と対処法
生理中はなんだかやせにくい、それどころか体重が増えてしまいがち…という方も多いのではないでしょうか。生理中のダイエットが上手くいかない理由として、ホルモンバランスの影響が挙げられます。そこで今回は、生理中のダイエットの注意点やおすすめの対処法について、管理栄養士が解説いたします!
2019年01月31日
生理中にやせないのは、ホルモンバランスが影響していた!
生理1日目から、次の生理が始まる前日までを生理周期と呼びます。生理周期には個人差がありますが、健康な女性の場合ですと一般的には25日~38日の範囲内となります。 生理周期の中で大きく変化するのは、胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)というホルモンです。生理前~生理中にかけての時期はエストロゲンが減少するため、身体はプロゲステロンというホルモンの影響を強く受けやすくなり様々な変化が起こるため、生理中はやせない、ダイエットに向かないといわれています。 次の章では、ホルモンの影響による生理中の身体の変化や対処法について解説いたします。
生理中のダイエットの注意点と対処法
食欲が増進しやすい
生理中は食欲が増進しやすい時期です。さらに、精神的にもイライラしやすくなるため、無理に食事制限を行うとストレスによって暴飲暴食につながる可能性もあります。 食べ過ぎを抑えるため、歯ごたえのある食材(野菜や海藻、きのこ、こんにゃくなど)を多く取り入れたり、いつもよりもよく噛んでゆっくりと食べたり、1回の食事量を減らして1日の食事回数を増やすなどの工夫をすると良いですね。
むくみやすくなる
生理中はホルモンの影響によって水分をため込みやすく、むくみやすくなっています。むくみが起こるとその分体重も増えますし、見た目にも太って見えてしまいます。余分な水分を排出するためには、カリウムという栄養素が効果的です。カリウムはキュウリやトマト、ほうれん草などの野菜類や海藻、イモ類などに多く含まれています。また、加工食品やスナック菓子、コンビニ食など塩分の多い食品を控える事もむくみ予防に効果的です。
精神的に不安定になりやすい
生理中は精神的に不安定になりやすく、いつもよりイライラしたり落ち込んでしまいがちです。そのため、無理にダイエットを行おうとするとストレスによって食べ過ぎてしまったり、体重が落ちない事でさらに気分も落ち込んでしまいダイエットを挫折してしまう可能性もあります。生理中は太りやすい時期と考え、リラックスして過ごすようにしましょう。
ダイエットに適した時期とは?
ダイエットにオススメの時期は、生理開始日から数えて5日~14日の期間です。この期間はエストロゲンが増加し、精神的に安定し食欲を抑えやすくなりますし、体調も良くなるので運動を行うのにも適しています。 また、お肌の調子も良くなるので、美容やダイエットに対するモチベーションもアップしやすい時期ですよ。生理中になかなか体重が落ちずストレスを感じたり、落ち込んでしまう時には、生理後のやせやすい時期に頑張ろう、と前向きに考えて乗り切りましょう!
まとめ
いかがでしたか?女性の身体はホルモンバランスによって大きく変化します。ホルモンバランスや生理周期による心身の変化を知る事で、よりダイエット成功に近づきますよ!
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。