【ダイエット効果あり!】今話題の「HIIT(ヒット)」とは
短期集中型のトレーニングで、高い脂肪燃焼効果が期待できると、今注目を集めている「HIIT(ヒット)」。その火付け役となったのは、実は日本の研究者だったのです!今回は、HIITとは何か、また自宅でもできるトレーニングをご紹介いたします。
2022年06月25日
HIIT(ヒット)について
HIITとは
HIITとは、高強度インターバルトレーニングのこと。強い負荷の筋トレを20秒行っては10秒休む、というのを4種目、2週分繰り返すという運動です。 有酸素性エネルギーも無酸素性エネルギーも同時にかつ、最大に刺激されるということがポイントです。
HIITのメリット
短時間でも効果が期待できる
HIITは20秒の高強度の運動と、10秒の休憩を繰り返すトレーニング法で、4分間で終了するといった短時間でできることが、忙しい人にもピッタリです。また筋肉中に存在する糖の消費率が高くなり、その結果、脂肪が燃えやすい状態になるとされています。 また、HIITにより心肺機能が向上すれば、基礎代謝のUPも期待でき、内臓脂肪の減少にもつながります。
運動後もアフターバーン効果が期待できる
高強度の運動で体が酸素不足になったとき、酸素不足を補おうとより多くの酸素を使用します。その結果、運動後数時間は代謝が高い状態が続くという効果のことを、アフターバーン効果と言います。この効果により、より多くのカロリー消費が期待できるのです。
心肺機能向上効果も
短時間で高強度なトレーニングを行うためには、運動中にも多くの酸素が必要とされます。その結果、肺は効率的に体内に酸素を取り入れようとし、心臓は酸素を全身に届けようとすることで、心肺機能の向上が期待できます。
HIITに影響を与えたのは日本人?
タバタトレーニング
タバタトレーニングとは、1980 年代に、日本のスピードスケートナショナルチームのヘッドコーチであった、入澤孝一氏が考案されたもので、現在のHIITの流行に影響を与えたとされています。 この研究の有効性と有用性を発表したのが「田畑泉氏」であったことから、タバタトレーニングと名付けられました。 次は、自宅でもできるHIITをご紹介いたします!
ジムに通わなくてもOK 自宅でできるHIITをご紹介!
スクワットジャンプ
足を肩幅に開いて、真っ直ぐに立ちます。 両手は頭の後ろに添え(できなければ、腰でもOK)、太ももが床と平行になる位まで、腰を落とします。 体が前に倒れこまないようにしながら、まっすぐな姿勢を意識してジャンプします。 これを、繰り返します。
プッシュアップ(腕立て伏せ)
うつ伏せになり、肩の真下に手のひらが来るように置きます。 肘を伸ばし、上体を真っ直ぐになるよう持ち上げます。 次に、肘を曲げて、床につかないところまで上体を下ろします。 これを、繰り返します。
バーピージャンプ
直立した状態で立ち、その場にしゃがみこんで、両手を地面につけます。 両足を後ろに伸ばして、腕立て伏せの姿勢になります。 足を戻して、しゃがみこんだ姿勢に戻り、そのまま真上にジャンプします。 これを、繰り返します。
クランチ(腹筋)
仰向けの状態で、浮かせた足が床と平行になるように膝を曲げます。 両手はお腹の前で組み、おへそを見るように上肢を丸め込んで、頭を膝に近づけます。 ゆっくりと元の状態に戻します。 これを、繰り返します。
まとめ
HIITで理想のからだに
いかがでしたか。HIITはいろいろなトレーニングを組み合わせることが可能ですので、最初は簡単なトレーニングから始めるのがおすすめです。HIITで理想のからだ作りにチャレンジしてみましょう! 【参考文献】 日本音響学会誌 76 巻 2 号(2020),pp. 117–122 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasj/76/2/76_117/_pdf) 閲覧日:2022年3月8日
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著者
山田 みゆき(管理栄養士)
大学卒業後、管理栄養士を取得。高齢者施設に入職し、給食管理・栄養管理を行う。現在はオンラインでの食事指導やコラム執筆にも携わる。二児の母となり、日々の食事の大切さを改めて実感。「おいしく食べて健康に」をモットーに、食事の楽しさ、栄養の大切さをお伝えしていきます。