【ダチョウ肉のイイトコロとは?】栄養や特徴、調理法を解説!
スーパーなどではあまり見かけないダチョウ肉ですが、実は女性に嬉しいダイエット向き食材なのです。今回は、ダチョウ肉のよいところや栄養、調理法などをお伝えします!
2023年09月25日
ダチョウ肉の豆知識
日本でも生産されている
ダチョウ肉は、日本国内でも生産されており、通販などでも手に入る食材です。低脂質、高たんぱくで、実はダイエット向きの食材なのです。
飼育コストが低く、環境への影響が少ない
ダチョウの主食は草です。主食を穀物としている牛、豚、鶏に比べて、飼料のコストを低く抑えられるのです。そのため、飼料自給率の向上にもつながります。世界の人口増大による食糧不足が問題になっていますが、草を主食として育つダチョウは、環境への影響が少ないという特徴もあるのです。
ダチョウ肉の栄養
栄養素を比較
ダチョウ肉の栄養を牛、豚、鶏肉と比べてみましょう。鶏肉よりカロリーは多いですが、牛肉、豚肉よりカロリーが低くいです。たんぱく質が多く、脂質が少ないことが分かります。
鉄
ダチョウ肉は、女性に不足しやすい鉄も豊富なことも特徴です。鉄は吸収率があまりよくないミネラルですが、肉類の鉄は吸収率がよいとされるヘム鉄です。 ダイエット中などに食事量を抑えると鉄不足が心配されますが、カロリーを抑えながら鉄も摂れるダチョウ肉は、ダイエット向き食材と言えるでしょう。
ダチョウ肉の料理のポイント
部位別の調理ポイント
部位により肉の特徴が違うので、部位別に調理法を変えると美味しくダチョウ肉をいただけます。 ヒレの部分は肉がとても柔らかいことが特徴です。カルパッチョ、ステーキ、カツレツなどの調理がおすすめです。 もも肉は中程度の柔らかさがあるので、ステーキなど幅広い調理ができるのが特徴です。 ドラム肉はやや硬めの肉なので、ユッケ、タルタルにするなど、細かく刻む料理や、しゃぶしゃぶ、煮込み料理向きの部位です。 ネックは肉が筋張っていますが、うま味のある部位です。そのため、煮込み料理やスープに向きます。 他に、砂肝、肝臓、心臓などの内臓肉も食べることができます。カルパッチョなどに向くようです。
クセのない味を活かす
ダチョウ肉は脂質が少なく、クセのない味が特徴なので、様々な味付けを楽しむことができます。ハーブ、カレーなどのスパイス、味噌、醤油、ワイン、バルサミコ酢などの果実の風味を活用することもよいでしょう。 赤ワイン煮込み、マリネ、ユッケなどの料理があげられます。
鉄が多いので味にアクセントを
鉄が多い肉は、煮込むとクセが出やすいです。煮込むときには灰汁をきちんと取り除く、ショウガ、ネギ、ハーブ類などを加えて調理するようにしましょう。 しぐれ煮、味噌煮、シチュー、スープなど、ハーブや香草類を上手に使うことができる料理があげられます。
加熱のし過ぎに注意
ダチョウ肉の特徴は、脂質が少ないことです。そのため、火を通しすぎると固く、パサパサした食感になってしまいます。レア、ロゼのような火の通し方がおすすめです。 ステーキ、タタキ、カルパッチョなどの料理があげられます。
ダイエットにも◎
栄養もしっかり摂れる!
ダチョウ肉は低脂質、高たんぱくでダイエット向き食材です。そして、ダイエット中に不足が心配な鉄も多く含みます。また、環境にも優しいので、日々の食事に取り入れてみることもよさそうですね。 ・日本オーストリッチ協会JOC日本オーストリッチ事業協同組合JOIN/今なぜオーストリッチなのか (http://japan-ostrich.org/topics/view/9671048534) 閲覧日:2021年7月9日 ・日本オーストリッチ協会JOC日本オーストリッチ事業協同組合JOIN/オーストリッチ(ダチョウ)の肉 (http://japan-ostrich.org/introduction/view/9871048534) 閲覧日:2021年7月9日 ・厚生労働省 e-ヘルスネット[情報提供]/鉄(鉄) (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-022.html) 閲覧日:2021年7月9日 ・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
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著者
森本 芙好(管理栄養士)
管理栄養士。体調不調をきっかけに栄養学を学ぶ。ダイエットの失敗を乗り越えた経緯から『なりたい自分』を目指す方の役に立ちたいと思い、現在は特定保健指導、コラム執筆に携わる。自身の食事テーマは、美容に良く、おいしい食事を楽しく食べること。ひとりひとりの価値観を大切に、自らを大切にするための身体にやさしい食事を提案することを目指しています。