【ダイエット中でも◎】肉まんの太らない食べ方って?

【ダイエット中でも◎】肉まんの太らない食べ方って?

寒くなってくると食べたくなる食べ物と言えば、肉まんやあんまんですね。しかし、ボリュームのある生地にお肉やあんこが具として使われている肉まんやあんまんは、太りそうなイメージがあり、我慢している方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ダイエッターの方でも安心!肉まんやあんまんを食べる時のポイントを管理栄養士が解説します。

2023年11月24日

肉まん・あんまんの栄養について

肉まんに含まれる栄養素とカロリー

肉まんのカロリーは一般的な大きさ(100g)のものですと約260kcalです。肉まん、あんまんの特徴であるふわふわとした柔らかい生地は、小麦粉が主な材料として使われており、ご飯やパンなどと同じように炭水化物が多く含まれています。 肉まんの具材にはひき肉やネギ、タケノコ、シイタケなどの様々な食材が使われており、実はエネルギー源となる炭水化物、筋肉の材料となるたんぱく質、代謝をサポートするビタミン・ミネラルや食物繊維が豊富な野菜類を一度に摂る事が出来る嬉しい食品と言えます。

あんまんに含まれる栄養素とカロリー

あんまんのカロリーは一般的な大きさ(100g)のものですと約280kcalです。あんまんに使われているあんこは小豆と砂糖が主な材料です。そのため、肉まんよりも炭水化物が多く含まれています。 小豆には便のかさを増やす不溶性食物繊維と血糖値の上昇を緩やかにしたり、腸内環境を整える作用のある水溶性食物繊維が多く含まれています。また、小豆に含まれるサポニンには血中コレステロールや中性脂肪を抑える働きがあると言われており、生活習慣病予防の効果も期待できます。

太らない食べ方のポイント

たんぱく質と野菜をプラス!

お食事として肉まんを食べる場合、肉まんにはお肉や野菜が入っているとはいえ、一食あたりの量としてはやや少なめです。 そのため、ツナサラダや具だくさんスープなど、たんぱく質や野菜を補う事が出来るおかずをプラスするのがオススメです。栄養バランスが良くなりますし、満足感がアップするので食べ過ぎ予防にもつながりますよ。

ベジファーストを意識しましょう!

べジファーストとは、お食事の際に野菜から食べるという食事方法で、野菜から食べる事で血糖値の急上昇を抑え、体脂肪増加に繋がりにくくなると言われています。肉まんも炭水化物が多く血糖値を上げやすい食品なので、まずは野菜から食べるのがオススメです。 最初に野菜を摂る事で空腹感が落ち着くので、食べ過ぎ予防にも効果が期待できますよ。 ただし、最初に食べる野菜の量が少ないと、せっかくベジファーストを意識しても効果が薄くなってしまいますので、小皿1杯分程度は食べるようにすると良いですね。

おやつとして食べる時はシェアしましょう!

あんまんは間食として食べる事が多いと思いますが、あんまんのカロリーは1個あたり約260kcalなので間食としてはやや高カロリーです。 そのため、あんまんを食べる時は誰かとシェアして食べたり、半分は次の日にまわすなどして、一度に食べる量を調整するのがオススメです。無糖のお茶やブラックコーヒーなどのノンカロリーのお飲み物と一緒にゆっくりと味わって食べると、少ない量でも満足感を得られますよ。

小さいサイズを選択しましょう!

最近ではコンビニには様々な肉まんやあんまんが売られており、値段が高めでサイズも大きいものや本格志向なものもあります。 しかし、サイズが大きい物はその分カロリーが高くなりますし、本格志向なものは脂質が多いお肉が使われている場合があります。肉まんやあんまんを購入する時はサイズが小さめでシンプルなものを選ぶと良いですね。

まとめ

ダイエット中でも肉まん・あんまんを上手に楽しみましょう!

いかがでしたか? 肉まんやあんまんはダイエット中には敬遠しがちな食べ物ですが、工夫して食べればダイエット中でも安心して食べる事が出来ますよ。温かい食べ物が恋しくなるこれからの季節、肉まんやあんまんを上手に楽しんでくださいね。

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著者

藤井 歩(管理栄養士)

大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。


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