【炭酸パワーに注目！】管理栄養士が教える「炭酸水」のメリットとデメリット

シュワシュワと泡立つ炭酸水は、炭酸ガスを含む水のことです。炭酸水は、基本的に炭酸ガスと水に圧力をかけて作られています。コーラやサイダー、果汁などを加えた炭酸飲料を作ったり、お酒などの飲み物に清涼感や爽快感を与える目的で、この炭酸ガスを原料として使っています。基本的に炭酸水は水ですが、炭酸ガスが入っていることで様々な効果を期待することができるのです。

①満腹感が得られる

炭酸水を飲むと、泡である炭酸ガスが胃の中で発泡して胃をふくらませます。このため、満腹中枢を刺激するので満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐことが期待されています。効果を得るためには、ある程度の量が必要です。目安量としては、食前に300ml程度の炭酸水をグラス1杯分より少し多めに飲んでおけば、食欲をコントロールすることにつながり、ダイエットのサポートに役立ちますよ。

②便秘解消に役立つ

便秘の原因のひとつに、腸の機能の低下により便を押し出す力が弱まってしまうことがあります。炭酸水を飲むことで、炭酸ガスが腸を刺激して蠕動動運動を活発化させるため、排便が促されて便秘の解消に効果的です。炭酸水は水分補給をするだけでなく、適度に腸を刺激することができるので、便秘にお悩みの方にはおススメでしす。

③食欲不振を解消

夏バテなどで食欲がわかないときにも、実は炭酸水がおすすめです。少量を飲めば、炭酸ガスが胃を刺激してくれるので、食欲がわくようになります。食前か食事中に、コップ半分くらいを目安にするといいですよ。炭酸水は胃に刺激を与えるので胃腸が弱っているときには控えておく方がいいですね。 ▶【0円でラクに効果を実感？！】「白湯」を飲むだけでダイエットができる？！

①0kcalに注意

今では、炭酸水そのものをミネラルウォーターのように飲むことも増えてきていますね。炭酸水は水に炭酸ガスを溶かしただけなので、100mlあたりのエネルギーは0kcal、糖質も0gです。甘味料などが入った炭酸水の場合でも、100mlあたり0kcalと表示されていますが、栄養成分表示の決まりでは100mlあたりのエネルギーが5kcal未満であれば0kcal、糖質が0.5g未満ならば0gとして記載できるよう定められているため、完全にはゼロではないものもあります。

②炭酸飲料に注意

炭酸水が話題になる以前から、主流であったコーラやサイダーなどの炭酸飲料の多くは、水やシロップ、砂糖、甘味料、香料などを混ぜて冷やし、炭酸ガスを吸収させて作られています。コーラ100mlで約49kcal、 糖質は約12.0gです。一方でサイダーは、100mlで約43kcal、 糖質が約10.7gも含まれています。これらの飲み物の特徴は、糖質が多く含まれていて、100ml中に10〜12g程含まれています。例えば、500mlのペットボトル1本を飲み干すと、糖質は約53〜60gであり、砂糖で例えると大さじ約6杯の分量に相当します。シュワっとした清涼感や爽快感を味わいたいけれど、エネルギーや糖質が気になるのであれば、シロップや砂糖がたくさん入ったコーラやサイダーなどではなく、無糖の炭酸水を選びましょう。 ▶【管理栄養士に聞いた！】『トクホ』って本当はダイエットに効果的なの？？

ダイエットや健康を気にするならば、糖質が多い果汁や砂糖を含まない無糖の炭酸水をそのまま飲むことをおすすめします。しかし、無糖の炭酸水は味がないので飽きてしまいがちです。たまには、アレンジしてみてもいいですね。簡単な方法としては、炭酸水にレモンを絞ってお好みの量でレモン汁を入れて飲んでみるのがおすすめです。レモンには、美肌作りや免疫力アップに役立つビタミンC、疲労回復に効果的なクエン酸が豊富に含まれています。このほかにも、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれている果物を使用してみましょう。果物そのものの甘さを利用することで、砂糖を加えなくとも美味しく飲むことができますよ。

スイカ&ミントスパークリング＜71kcal＞

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スパークリングフルーツウォーター＜29kcal＞

一年を通して売られているキウイは、ジューシーで程よい酸味や甘みが炭酸水と相性抜群です！ ▶「スパークリングフルーツウォーター」レシピはこちら

いかかでしたか？炭酸水は満腹感、便秘解消、食欲増進などの効果が期待されるので、目的に合わせて炭酸水を飲んでみてもいいですね。無糖の炭酸水を飲むことをおすすめしますが、飽きてきてしまったときに、たまにはアレンジしてみて美味しく飲んでみましょう！