そのままでは痩せない!【 炭水化物と糖質 】の正しいダイエット知識

そのままでは痩せない!【 炭水化物と糖質 】の正しいダイエット知識

「炭水化物抜き」「糖質制限」などのダイエットが注目されていますが、炭水化物と糖質は同じではないこと、ご存知ですか?炭水化物と糖質の違いを知れば、糖質の多い食品、少ない食品の見分けがパッとできちゃいます。今回は炭水化物と糖質の正しい知識と簡単な見分け方について、クックパッド ダイエットラボの管理栄養士がお届けします♪

2016年06月08日

炭水化物と糖質の違いは?

糖質とは食品に多く含まれている

【ブドウ糖】…はちみつやブドウの果実など動植物に含まれている 【果糖】  …果物に含まれる 【ショ糖】 …サトウキビやてん菜から作られるお砂糖のこと 【麦芽糖(ばくがとう)】…水あめなどに含まれている 【乳糖】  …牛乳に含まれる 【オリゴ糖】…アスパラガス、ゴボウなどに含まれる 【デンプン】…穀類やイモ類に含まれる 上記に加え、糖アルコールやキシリトール、マルチトールなど天然素材の甘味料、アスパルテームなどのダイエット甘味料を全て含めたものを糖質といいます。

炭水化物とは?

炭水化物は、糖質に食物繊維を加えたものです。 【炭水化物=糖質+食物繊維】 食物繊維はヒトのカラダでは消化吸収されにくいため、エネルギー源にならず、血糖値の上昇にも影響を与えません。便秘の改善や予防、血糖値の急激な上昇を抑えるためダイエットをサポートしてくれる成分です。

ダイエットがうまくいかない原因

実は知らなかった【意外な落とし穴】!

「糖質制限ダイエット」は短期間で体重が落ちる場合が有りますが、長く続かない、食事を戻すとリバウンドする、便秘になりやすい、たんぱく質や脂質の摂取量が増えかえって太ってしまう、などのデメリットもあります。 ダイエット中は「野菜はいくら食べても大丈夫!」と、野菜を沢山食べる方が多くいます。ここにダイエットの意外な落とし穴が!食べている野菜が、実は、糖質を多く含む多野菜の場合、「糖質制限」できていないということに。 糖質制限をする前に、おかずとして食べていたお野菜が糖質の多いものを1食で重ねて食べていないかチェックしてみてください。

糖質の多い・少ない食品を見極めよう!

糖質を多く含む食品は…

〇主食 (ご飯、麺類、パンやお好み焼きなどの小麦製品、シリアル) 〇野菜 (れんこん、かぼちゃ、栗、とうもろこし、くわい、ユリ根) 〇イモ類全般 〇豆類 (大豆をのぞく豆類全般) 〇果物全般 〇お菓子・清涼飲料水 (お砂糖、おせんべいなどの米、スポンジケーキなど小麦やチップス穀類・イモ類を主成分とするお菓子。砂糖で甘くした清涼飲料水)

糖質の少ない食品は…

●主菜 (肉・魚・卵・大豆製品・チーズなど主菜となるようなたんぱく質を多く含む食品) ●野菜 (糖質の多い野菜以外の野菜全般) ●きのこ・海藻類・こんにゃく類 ●油脂類・ナッツ類 (バターや植物性オイル、ナッツ類など脂質を多く含む食品)

まとめ

ダイエット中は、一食当たり、主食(ごはん)は握りこぶし1つ分くらい。それに加え、糖質の多い野菜や果物、イモ類、豆類は合わせて100g程度にすると、糖質の量がコントロールでき、栄養バランスも整いやすいです。 極端な制限はカラダと心への負担が大きくなる場合があります。無理ないダイエットで健康的な生活を!

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著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


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