【和歌山県のご当地食材】紀州勝浦産の「天然まぐろ」が美味しい理由とは?
刺身のネタと言えば、まぐろは欠かせませんよね。和歌山県で獲れるまぐろは4種類あり、種類により味が違うと言われています。今回は、天然まぐろの漁獲地、和歌山県の紀州勝浦産生まぐろについて、紹介したいと思います。
2021年03月13日
まぐろが和歌山県のご当地食材になった経緯は?
太平洋の荒波に育まれた基地
2019年には12,712トンのまぐろの水揚げ量を誇る和歌山県ですが、その中でも有名な漁港場が、那智勝浦町の勝浦漁港。本州最南端の和歌山県の南東部に位置した天然の好漁港です。黒潮本流や分岐流によって沿岸部に好漁場をひかえているため、昔から沿岸まぐろ類の集積地として栄えてきました。
漁業者の長年の努力と研究による結果
太平洋の荒波に育まれた天然まぐろは、まぐろ延縄漁(はえなわりょう)により漁獲されています。 釣り上げたまぐろは、船内で一本ずつ丁寧に活け締め処理し、凍らせないように冷水保存(氷温)をしています。その結果、漁獲された直後の新鮮な味わいと食感、美しい色味を損なわずに、まぐろを楽しむことができます。特に極上のものを「紀州勝浦産生まぐろ」として売り出しています。
和歌山県のまぐろの旬は?
冬場が一番おいしい
くろまぐろ、めばちまぐろ、きはだまぐろ、びんながまぐろの4種類が勝浦市場で水揚げされています。くろまぐろ以外は一年中流通されていますが、どの種類も冬場の方が、脂がのり美味しいと言われています。 大型のくろまぐろは最高級品として扱われ、旬が2月から4月となります。また、熟成することで旨みが増すのが特徴です。 めばちまぐろは、目が大きくばっちりとしていることが名前の由来で、あざやかな赤色と甘みが特徴です。 きはだまぐろは、肌が黄色いことが名前の由来で、淡い赤色で味はあっさりとしています。 びんながまぐろは、胸ビレが長いことが名前の由来で、色は薄く、身は柔らかめで味はあっさりしています。 【福井県のご当地食材】若狭ふぐは寒い環境で育つから旨味が強い!
和歌山県のまぐろを使った美味しい食べ方
刺身!
鮮度の良さが売りの和歌山県のまぐろは、やはり刺身が一番! また、一般的に缶詰などの加工品向きが多い「びんながまぐろ」ですが、勝浦では鮮度の良い状態で水揚げされているため、刺身やまぐろ丼としても食されています。 特に旬である2月から3月のものは、モチモチした食感と適度に脂がのり絶品です。 【静岡県のご当地食材】甘味と旨味たっぷりな「由比の桜えび」を知ってほしい!
まとめ
和歌山に行った際にはまぐろを刺身で堪能しよう
今回は、和歌山県が誇るご当地食材、まぐろを詳しく紹介しました。和歌山県のまぐろは4種類あるものの、特に冬場はどれも刺身に相応しい品質です。和歌山県に行った際には、まぐろの刺身を堪能してみてはいかがでしょうか。 【参考文献】 「まぐろについて」(和歌山県漁業協同組合連合会) http://wkgyoren.com/maguro/index.html (アクセス日:2021年1月24日) 「紀州勝浦産生まぐろ」(和歌山県東牟婁振興局農林水産振興部農業水産振興課) https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130700/nrs/collection_maguro.html (アクセス日:2021年1月24日) 「海面漁業生産統計調査2019年」(総務省統計局) https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00500216&tstat=000001015174&cycle=7&year=20190&month=0&tclass1=000001015175&tclass2=000001148733 (アクセス日:2021年1月29日)
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著者
ウィリアムズ 早苗(管理栄養士)
大学卒業後、食品会社にてメニュー開発を経験。現在はオンラインでの栄養指導や、メディアでの執筆をしています。私たちが抱えている、食や健康に関しての問題点に注目し、それに向けての解決策の糸口となるようなお手伝いが出来る事をモットーにしています。