【実はダイエット効果も】おつまみの定番「枝豆」の基礎知識とアレンジレシピ
夏に美味しい食べ物といえば枝豆。お酒のおつまみの定番ですが、実はおつまみとして食べるということは科学的に理にかなっているのです。また、枝豆がダイエットにおすすめの理由など、枝豆の基礎知識を管理栄養士が解説します。そして、あわせて枝豆を使った人気のアレンジレシピもご紹介します!
2020年05月03日
枝豆の基礎知識
枝豆と大豆の関係は?
緑色がみずみずしい枝豆。一方、クリーム色でかたい大豆。似ても似つかないように思えますが、実は同じ大豆の種から成長する植物です。枝豆を収穫せずそのまま育てていると、大豆になるのです。枝豆と大豆は収穫する時期が違う。つまり、成熟した豆が大豆で、未成熟のうちに収穫したものが枝豆ということです。
枝豆は豆?それとも野菜?
枝豆を植物図鑑で調べると、マメ科のダイズ族です。一方、食品成分表で調べると、豆類ではなく、野菜類に分類されます。
枝豆の栄養の特長は?
野菜的栄養
野菜の特長的な栄養を、ゆでた大豆とゆでた枝豆の成分を比較してみると(100g中) ゆで大豆 β-カロテン: 3mg 葉酸: 41㎍ ビタミンC: 0g ゆで枝豆 β-カロテン:260mg 葉酸:260㎍ ビタミンC:15g 枝豆は大豆にはない野菜的な栄養を備えていることがわかります。
大豆的栄養
栄養学としては野菜ですが、大豆の栄養も備えています。ゆで大豆は100g中のたんぱく質は14.8g、ゆで枝豆も100g中たんぱく質を11.5g含んでいます。枝豆のたんぱく質の量は野菜の中ではぶっちぎりの1位です。
ビールに枝豆は理にかなっている?
枝豆はたんぱく質を多く含んでいます。たんぱく質は、アルコールの分解を助け、肝臓の機能を高めます。しかも肉や魚に比べて低カロリーなのです。夏が旬の枝豆。夏のビールのおつまみとして、枝豆は健康的にもダイエット中にも最高のコンビネーションになります。
ダイエット中だとどのくらい食べていいの?
さやから飛び出す枝豆。止まらなくて気が付いたらさやが山盛りという経験はありませんか?ダイエット向きの食材でも食べ過ぎはNGです。 小鉢一つのゆで枝豆24さや(72粒)で、カロリーは約80kcal。ダイエット中であれば24さや~30さや(100kcal)くらいを目安に食べるといいですね。 夏バテ・夏太りの予防におすすめ!「枝豆のおやつレシピ」3選
枝豆レシピ3選
こんな食べ方があったの?!
大人も子供も大好きな塩ゆでの枝豆。おつまみにもおやつにも、副菜としても便利ですが、塩ゆで以外も美味しいと、じわじわと人気です。そこで、枝豆の人気レシピ、ベスト3をご紹介します。
最後に
江戸時代の若者フードだった?
ゆでた枝豆を食べる歴史は古く、奈良時代には「生大豆(なままめ)」と呼ばれ枝ごとゆでで食べていたそうです。江戸時代には歩きながら枝豆を食べることが流行したとか。歩きながらさやから枝豆を飛ばしていたずらしたりすることもあったそうです。そんな昔の日本に思いをはせながら枝豆を食べてみるのもいいですね。 【時短&カロリー控えめ♪】エビと枝豆のふわふわシューマイ献立
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。