管理栄養士が解説!"揚げないメンチカツ”で美味しさ&ダイエットの両方がかなう!

管理栄養士が解説!"揚げないメンチカツ”で美味しさ&ダイエットの両方がかなう!

今、検索ワードでアツイ料理といえば…「揚げないメンチカツ」。揚げない、ということでカロリーオフという予想はつきますが、おいしさ&栄養面でも、実はとても理に適っているメニューなんです。今回は、ダイエット中にもピッタリな「揚げないメンチカツ」について管理栄養士が解説。おすすめレシピについてもご紹介いたします。

2016年02月25日

「揚げないメンチカツ」が美味しすぎる理由とは?

秘密は具の組み合わせ

揚げないメンチカツで特におすすめの具は、あいびき肉&千切りキャベツの組合わせ。 とんかつといえば付け合わせには千切りキャベツが定番ですね。そして、とんかつの脂っこさを千切りキャベツが「お掃除モップ」の役割でさっぱりさせてくれます。 これはメンチカツも同じ原理。ひき肉の脂っこさを千切りキャベツがさっぱりさせてくれるのです。キャベツは加熱されることで歯ごたえを残しつつ、甘さと旨味が増し、ひき肉のジューシーな味わい&キャベツの歯ごたえが美味しいハーモニーを奏でます。

ダイエット中でも安心のおすすめレシピ

材料2つ!簡単揚げないメンチカツ

"材料たった2つ!これでダイエット中や妊娠・授乳中の方も食べられます。ヘルシーだけど味は普通のメンチカツです!”

キャベツとひき肉の組み合わせ、栄養面でのメリットは?

胸やけ予防だけでなくダイエットにも◎

アメリカの国立がん研究所が中心となって疫学調査し、がんを予防する食品をまとめた「デザイナーフーズ」の中で、キャベツはニンニクと共に「とてもがん予防効果の高い食材」として紹介されています。キャベツのがん予防効果は世界的に認められているものなのです。 ひき肉は脂分が多く、胸やけや胃のもたれをおこしやすい食材ですが、キャベツのビタミンU(キャベジンとも呼ばれています)が胃酸の分泌を抑えてくれます。またビタミンUは胃粘膜の修復を助けるといわれています。胃粘膜の修復にはたんぱく質が必要ですが、ひき肉のたんぱく質とキャベツの組み合わせは、胃炎や胃潰瘍の改善も期待できます。 さらに、キャベツの食物繊維が腸の中の善玉菌のえさになって、腸内環境を改善するとともに、便のカサを増やして便秘の改善・予防も…まさにいいことづくめのメニューです♪

まとめ

キャベツの千切りは噛みごたえのある食材です。よく噛むことで満腹感が得られるため、食べ過ぎを防ぐことも◎ メンチカツ1個は揚げることで約7.5gの油を吸います。それは、カロリーにしたら約70kcalも増えるということ。でも今回ご紹介した揚げないメンチカツは、その分のカロリーもオフ! 子供も大人もダイエッターも、大好きな「揚げないメンチカツ」。ぜひお試しくださいね。

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著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


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