【どうする?余った“そうめん”】活用方法やレシピをご紹介
季節が夏から秋へと変わる時期。「そうめんが沢山余っている…」という経験はありませんか?夏が終わってもまだまだそうめんを楽しむことができますよ。今回は、そうめんの活用法についてご紹介します。
2021年09月14日
そうめんの栄養
カロリーと栄養素
そうめんは小麦粉からできており、主に炭水化物の供給源(主食)となります。 麺の細さは、日本農林規格(JAS)で1.3mmと定められており、うどんやひやむぎと比べると細いのが特徴です。 一般的には干しそうめんとして売られており、1束50gや100gで分けられています。干しそうめん100g当たりのカロリーは約330kcalです。つい食べ過ぎてしまうそうめんですが、干しそうめん70gと1食150gのご飯(茶碗軽く1杯)は同じくらいのカロリーがあります。
そうめんを食べる時に意識したいこと
そうめんは、めんつゆにつけて召し上がることが多いと思います。 主菜(たんぱく質:肉、魚、卵など)や副菜(食物繊維、ビタミン類、ミネラル類:野菜、海藻、きのこなど)がなかった!、ということもありますよね。 栄養素はお互い助け合って身体で効率よく働きます。そうめんに様々な食材を組み合わせて、栄養バランスアップを目指しましょう。
そうめんの保存方法
干しそうめん
未開封の状態で2年程日持ちします。しかし、開封済みのものは虫が湧いたりカビが生えてしまうため、保存方法には注意が必要です。風通しが良くて湿度の低い場所や、冷蔵庫に保存するようにしましょう。 または、密閉できる容器やジッパー付きの袋に入れて保存しましょう。乾燥剤と一緒に保存しておくと、より安心して保存しておくことができます。
茹でてから保存する
すぐ食べられるように、茹でてから保存する方法もあります。 茹でたそうめんを冷蔵保存する場合、当日か翌日には食べるようにしましょう。 冷凍保存の場合は、2~3週間日持ちします。麺は硬めに茹でるのがポイントです。 解凍しやすいように1食ずつふわっとラップに包み、さらにジッパー付きの袋に入れて冷凍保存するのがおすすめ。または、大きめのジッパー袋にいれ、そのまま保存することもできます。この際、1回分の目安量がわかるように、菜箸や綿棒などで窪みを作って分割しておくと便利です。解凍は、流水につけるか電子レンジ、湯煎でも解凍できます。
そうめんのお勧めレシピ
キノコとツナで!パスタ風そうめん
食物繊維たっぷりのきのこを使って、パスタ風そうめんを召し上がるのはいかがでしょうか。お好みで温泉卵をトッピングすれば、主菜(たんぱく質)を摂ることができます。 ▶「キノコとツナで!パスタ風そうめん」のレシピはこちら
素麺ちゃんぷる
そうめんだけで召し上がる方も多いと思いますが、栄養バランスを整えるためには主菜や副菜を組み合わせることが大切です。 余ったそうめんと、家の冷蔵庫にある食材でパッと作ることができます。 ▶「素麺ちゃんぷる」のレシピはこちら
具だくさんにゅうめん
温かい汁に入れることで消化が良く、身体が温まります。朝食や食欲が出ないときにもおすすめの1品です。 ▶「具だくさんにゅうめん」のレシピはこちら
まとめ
余ったそうめんを楽しもう
暑い日も寒い日もそうめんは1年中楽しむことができます。季節の食材をプラスして四季を楽しむのも良いですね。バリエーションを増やして、飽きずにそうめんを楽しみましょう。 【参考文献・資料】 ・食品成分データベース/文部科学省/そうめんhttps://fooddb.mext.go.jp/freeword/fword_select.pl(最終閲覧日:2021年8月8日)
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著者
丸山 まいみ(管理栄養士、公認スポーツ栄養士)
家庭の料理を通じて食に魅力を感じ管理栄養士となる。診療所での栄養指導、特定保健指導、スポーツ選手に対する栄養教育に携わる。現在は、ひとりひとりの背景に合わせ、食の楽しさや可能性を伝えるためフリーランスとして活動中。