【秋の味覚】ねっとり食感がおいしい!さといもの魅力とおすすめレシピ
秋の定番野菜のさといも。ねっとりとした食感がおいしいですよね。いも類の一種ですが栄養素に特徴があります。今回はさといもの魅力とおすすめレシピを紹介します。
2021年08月30日
さといもってこんな野菜
さといもの旬
さといもの旬は秋から冬にかけてで、この時期に一番多く出回ります。しかし九州では冬から春に生産が盛んになるため、スーパーでは通年で手に入れることができます。 表面が乾いているものより、泥付きで湿ったものの方が鮮度も味も良いと言われています。おしりがふかふかしているものは傷んでいるため、選ばないようにしましょう。
上手な保存方法
泥付きのまま新聞紙やキッチンペーパーに包み、寒さに弱いので冷暗所で保存します。泥を洗うとカビやすくなるので、使う直前に洗うようにしましょう。 皮をむいて小さく切り、ぬめりを洗い流して水気を切ります。保存袋に入れて冷凍保存することもできます。
さといもの栄養はここがすごい!
他のいも類とのカロリーの比較
水分が多く、いもの中では低カロリーです。ダイエット中に使いたい食材の1つです。 ◎100gあたりのカロリー ・さといも…53kcal ・じゃがいも(皮なし)…59kcal ・さつまいも(皮なし)…126kcal ・ながいも…64kcal
カリウムが多く含まれる!
さつまいもはカリウムがとても豊富で、わたしたちの食卓によく登場するいも類の中では、一番多く含まれます!カリウムはからだの中にある余分なナトリウムを排出する働きがあるため、高血圧予防のためにも大切です。 ※ただし、腎臓疾患などでカリウムの摂取量を制限している場合は、主治医の指示に従ってください。
ぬめり成分が魅力
さといものぬめりは、たんぱく質と炭水化物が結合して生まれる成分で、水溶性食物繊維の一種です。この成分は胃腸の粘膜を保護して胃腸の働きを助ける、免疫力を高める、コレステロールの吸収を抑えるなどさまざまな働きがわかっていて、その効果が期待されています。
さといもの上手な食べ方
ぬめりを落とし過ぎない
さといもは、調味料をしみ込みやすくするために、下ゆでをしてぬめりを取ってから調理することがあります。ぬめり成分を生かす場合は、ぬめりを落とし過ぎないように、下ゆで時間を短くする方が効果的です。
食物繊維をさらにプラス!
さといもには食物繊維が多く含まれますが、にんじんやこんにゃくなどと合わせて煮物や汁物を作れば、さらに食物繊維が多く摂れます。腸内環境を整えたり、糖やコレステロールを排出する効果がアップするので、おすすめの食べ方です。
さといものおすすめレシピ
さといものジャーマンポテト
じゃがいもで作るジャーマンポテトを、さといもで作っています。さといも特有の食感が楽しめ、じゃがいもで作るよりもカロリーも抑えることができます。 ▶「さといものジャーマンポテト」レシピはこちら
コロッとかわいい!さといもの落とし揚げ
外側のカリカリと、中のねっとりとした食感が楽しくておいしい!おつまみにもぴったりです。 ▶「コロッとかわいい!さといもの落とし揚げ」レシピはこちら
具沢山で本格的な豚汁
具材がたくさん入っているので、食べ応えがあり満足感たっぷりです。ごはんとこの豚汁だけでも、栄養のバランスが整います。 ▶「具沢山で本格的な豚汁」レシピはこちら
まとめ
さといもで秋を楽しみましょう!
さといもは独特のねっとり食感がおいしく、ここに栄養も含まれています。栄養をたっぷりいただきながら、秋をおいしく楽しみましょう。 【参考文献】 ・食品の保存テク便利帳/村田容常 監修/株式会社学研プラス/2016年8月発行 ・食材事典/廣田孝子 監修/株式会社学研プラス/2019年11月発行 ・色の野菜の栄養事典/吉田企世子 監修/株式会社エクスナレッジ/2017年11月 ・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?
まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
- 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
- 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
- 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
- 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス
著者
原 美香(管理栄養士)
食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発等に携わる。現在はオンラインでのコラムを執筆中。1男1女の母としても奮闘中!生活を楽しく豊かにしていく食事を目指しています!