【5月29日はこんにゃくの日】ヘルシー食材「こんにゃく」で健康的にダイエット!
5月29日は「こんにゃくの日」です。こんにゃくは私たち日本人にとっておなじみの食材です。また、低カロリーで食べごたえのあるヘルシー食材としても知られており、ダイエット中でもお腹いっぱい食べたい人にとっての強い味方ですね。そこで今回は、こんにゃくに含まれる栄養素と効果、おすすめレシピを紹介します。
2022年05月29日
5月29日は「こんにゃくの日」!
「こんにゃくの日」の由来とは?
「こんにゃくの日」は、1989年(平成元年)に全国こんにゃく協同組合連合会によって定められた記念日です。 こんにゃくの種いもの植え付けが行われるのが5月であることや、「こん(5)にゃ(2)く(9)」といった語呂合わせにちなんで、5月29日がこんにゃくの日として制定されました。
こんにゃくの基礎知識
「こんにゃく芋」ってどんな芋?
こんにゃくの原材料は「こんにゃく芋」というサトイモ科の植物です。品種改良によって現在では「はるなくろ」「あかぎおおだま」「みやままさり」という3種類のこんにゃく芋が誕生しており、現在ではこの3種類でこんにゃく芋の生産の97%を占めています。 「芋」というとさつまいもやじゃがいもなどを思い浮かべますが、それらとは異なり、こんにゃく芋は収穫まで3年もの長い年月がかかり、直径30cmほどの大きさに成長します。また、味も他の芋とは異なり、こんにゃく芋はえぐみが強く、茹でたり焼いたりしても食べることはできません。
こんにゃくの歯ごたえの正体は?
こんにゃくの特徴といえば、プルッとした食感と弾力のある歯ごたえです。こんにゃくに含まれる「こんにゃくマンナン」という食物繊維の一種がアルカリ性物質によって変化したことによって、こんにゃく特有の食感が生まれます。
元々のこんにゃくは白い?
一般的に出回っているこんにゃくは黒っぽい見た目をしていることが多いのですが、これはこんにゃくそのものの色ではなく、海藻の粉末を加えて着色されています。では、なぜわざわざ着色して黒っぽいこんにゃくにしているのでしょうか。 元々、こんにゃくは生芋を使って作られていたため、生芋の皮が入ることで黒っぽい色のこんにゃくになっていました。しかし、近年では精製したこんにゃく粉を使って作られることが多く、そのまま作ると白いこんにゃくになるのですが、生芋で作った黒っぽいこんにゃくの方がなじみがあり、白いこんにゃくはあまり好まれないといわれています。 そのため、精製の技術が進んだ現代でも、昔ながらの生芋で作ったこんにゃくに似せるため着色して製造されています。
こんにゃくの栄養パワーとは?
低カロリーで満足感あり!
こんにゃく(精粉)は100gあたり5kcalです。一般的な板こんにゃくは1枚あたり250gで1枚食べてもたった約15kcalなので、とても低カロリーな食品といえます。また、こんにゃくは歯ごたえがあり、食事に取り入れると低カロリーでも満足感を得やすくなるので、ダイエット中でも物足りなさを感じにくくなりますよ。
食物繊維でお腹すっきり!
こんにゃくには食物繊維が多く含まれています。食物繊維をしっかりと摂ることで便のかさが増して腸の蠕動運動が促され、便通を整える効果が期待できます。便通がよくなることで老廃物の排出が促されますし、ぽっこりお腹解消にもつながります。
こんにゃくを使ったおすすめレシピ
レバーとこんにゃくの甘辛煮
こんにゃくやごぼうといった歯ごたえのある食材を使った、食べごたえのある一品です。レバーは低脂質・高たんぱくですし、貧血予防に役立つ鉄分や抗酸化作用のあるビタミンAなどが多く含まれています。 ▶「レバーとこんにゃくの甘辛煮」のレシピはこちら
こんにゃくとなすの簡単三種の田楽
淡白な味のこんにゃくとなすは、甘い田楽みそと相性抜群な食材です。弾力のあるこんにゃくと柔らかいなす、異なる2つの食感を楽しめますよ。 ▶「こんにゃくとなすの簡単三種の田楽」のレシピはこちら
こんにゃくステーキ
にんにくや唐辛子を効かせたひき肉ソースをこんにゃくにかけた、カロリー控えめでもボリュームのある一品です。こんにゃくに下味をつけておくのが美味しく仕上げるポイントです。 ▶「こんにゃくステーキ」のレシピはこちら
まとめ
「こんにゃくの日」にはヘルシーなこんにゃくメニューを楽しみましょう!
こんにゃくはヘルシーで低カロリーなだけでなく、さまざまな料理に使えるうれしい食品です。「こんにゃくの日」はぜひこんにゃくメニューを楽しんでみてくださいね。 出典:こんにゃくワールド 一般財団法人 日本こんにゃく協会 アクセス日:2021年3月31日 (http://www.konnyaku.or.jp/index.html) e-ヘルスネット 食物繊維の必要性と健康 厚生労働省 アクセス日:2021年3月31日 (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html)
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。