【自分に合うのはどっち?】ヨガとピラティスの違いについて解説します!
外出の機会が減り、活動量が減っている方も多い今日この頃。自宅でできる運動を考えている方も多いのではないでしょうか。そんな自宅でもできるヨガとピラティスですが、その違いって知っていますか?今回は、そんな疑問を解決していきます。
2022年08月27日
ヨガとピラティスの違い
ヨガとピラティスは共に身体を動かして、ストレス発散や爽快感を得ることができます。大きな違いとしては、ヨガは柔軟性を高めることを目的にしているのに対して、ピラティスは筋力アップや体幹を鍛えることが目的とされています。
ヨガ
ヨガはエクササイズ的要素に加え、日常生活における心身のバランスを整えることが特徴です。ヨガの始まりは古く4500年前のインダス文明の時代までさかのぼります。インドのみならず、日本や中国などでも3000年以上前から瞑想を中心に行われてきたとされています。
「呼吸法」と「姿勢」を意識し、「静」を重視するヨガ
ヨガは、呼吸、姿勢を意識して身体を動かし、瞑想(静止)を組み合わせることによって、心身の緊張をほぐし、心の安定を得る効果が期待できます。深い呼吸をすることで、感情を整えて集中力が高まります。 これは、深い呼吸をすることによって全身に酸素が巡り、新陳代謝が高まり、心身のリラックスにつながっています。そして、正しい姿勢をとることによって、身体のゆがみが整い、筋肉や骨のバランスも整っていきます。
こんな方におすすめ
・筋力がない、または運動が苦手な方 ・冷えやだるさ、肩こり、むくみなどを改善したい方 ・病院にいくほどではないけれど不快な症状に悩んでいる方 ・多忙でストレスフル、リラックスしたい方 など
ピラティス
ピラティスは、体幹やインナーマッスルを鍛えてバランスのとれた身体を作ることを目的としたエクササイズです。1900年初頭に、戦時下で体調を崩した仲間の健康を回復するためのリハビリとして、ジョセフ・H・ピラティスが考案したことが始まりです。
「呼吸」と「筋肉のバランス(姿勢)」を意識し、「動」を重視するピラティス
ピラティスは、息の吸い方や吐き方を意識し、骨格と筋肉の緊張と弛緩、正しい範囲と限界、均衡と重力のバランスを意識しながら身体を動かして、身体のバランスを整えていきます。 特定の筋肉を鍛える筋トレとは異なり、小さな筋肉など全身の筋肉をバランスよく鍛えて発達させることによって、大きな筋肉も鍛えていくという考え方です。 また、ピラティスを行うことによって、心臓の働きを安定させ、疲労から生じる老廃物を体外に排出させ、新鮮な血液を体内にいきわたらせることによって、体調を整える働きが期待できます。
こんな方におすすめ
・全身の筋肉を鍛えることで疲れにくい身体を作りたい方 ・運動不足を感じている方 ・ヨガよりしっかりと身体を動かしたい方 ※体力がない方や運動経験が少ない方でも行いやすいエクササイズです。
医療現場でも注目を集めるメディカルヨガ・ピラティス
医療現場でも、ヨガやピラティスは用いられるようになっています。ひとつひとつの動きや身体への作用に重きを置き、呼吸を意識しながら行うことで心と身体を本来の状態に整え、不調の改善に役立てられています。
あなたはどちらを選ぶ?
さて、ヨガとピラティスの違いへの疑問は解決できたでしょうか。いずれも呼吸を意識し、体調を整えるという点は共通しています。柔軟性と静を重視したい場合はヨガを、身体の細分の筋肉を刺激して動を重視する場合はピラティスがおすすめです。自分のタイプに合わせて選んでみるとよいでしょう。 【参考文献】 ・一般社団法人全日本ヨガ協会/ヨガを知る(http://www.ajya.jp/yoga/)閲覧日:2020年12月31日 ・認定NPO法人ヨガ連盟/ヨガについて(https://www.npo-yoga.com/about_yoga/yogatoha.html)閲覧日:2020年12月31日 ・万来舎/コントロジー ピラティス・メソッドの原点 著者ジョセフ・H・ピラティス、翻訳川名昌代 ・特定非営利活動法人日本統合医学協会/統合医療について/メディカルヨガ・ピラティス(https://medical-aroma.jp/medicalyogapilates.html)閲覧日:2020年12月31日
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著者
酒井 葉子(管理栄養士、東京糖尿病療養指導士)
幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、身体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事。食を通して、充実した毎日のサポートを行ってまいります。