【今年の方角は南南東!】恵方巻きの由来や正しい食べ方
冬の行事といえば節分ですね。節分といえば「恵方巻き」を食べて楽しむ方も多いのはないでしょうか。今回は、恵方巻きの由来や正しい食べ方、自宅でも作れるおすすめレシピを紹介します。
2021年02月02日
恵方巻きの由来
始まりは江戸~明治の大阪
恵方巻きは江戸~明治にかけて、大阪の花街で節分に商売繁盛を祈って巻き寿司を食べたのが始まりといわれています。その頃は「恵方巻き」という名前はまだなく、「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれていたようです。 現在のように全国的に広まったのは、1989年にとあるコンビニが「恵方巻き」という名前をつけて、節分に巻き寿司の販売を始めたのがきっかけといわれています。その後は、コンビニだけでなくスーパーやデパートなどでも恵方巻きは販売されるようになり、あっという間に全国的に広がりました。
恵方巻きの正しい食べ方とは?
2021年の恵方は「南南東」
恵方とは「歳徳神(としとくじん)」という神様がいる方角といわれており、その年の縁起のよい方角とされています。恵方は毎年変わり、2021年の恵方は「南南東」となっていますので、恵方巻きを食べるときは南南東を向きましょう。
恵方巻きは食べきるまでしゃべらない
恵方巻きを食べるときは、食べきるまでしゃべらないようにしましょう。黙って食べきらないと、ご利益を得られないといわれています。
恵方巻きは切り分けずに食べましょう
恵方巻きは切り分けずに食べることで、幸運やご利益を丸ごといただくという意味があります。大きいものを食べきるのが難しい場合、サイズの小さいものや細めの恵方巻きを選ぶとよいですね。 【意外と知らない】恵方巻きにも使われている「身近なスーパーフード」って?
節分に食べたい!おすすめレシピ
巻きすなしでOK!ヘルシー恵方巻き
巻きすの代わりにアルミホイルを使った、手軽に作れる恵方巻きです。さまざまな具材を巻くことで彩りがよくなりますし、栄養価もアップします。具が多いと巻きにくくなるので、指で具を抑えながら手早く巻きましょう。 ▶「巻きすなしでOK!ヘルシー恵方巻き」の作り方を見る
ヘルシー巻き寿司
たっぷりの野菜をつかったヘルシーな巻き寿司です。ささみやえびは低脂質・高たんぱくなので、体重が気になる方でも安心して召し上がれます。白米の代わりに玄米を使うことで噛む回数が増え、食べ過ぎ予防につながりますし、ビタミンや食物繊維などの栄養素も多く摂れますよ。 ▶「ヘルシー巻き寿司」の作り方を見る
もちもち!いちじくのフルーツ生春巻き
恵方巻きの代わりに、巻くだけで簡単にできるフルーツ生春巻きもおすすめです。いちじくがない場合、他の果物で代用しても美味しく仕上がります。 ▶「もちもち!いちじくのフルーツ生春巻き」の作り方を見る
まとめ
おいしく楽しく、恵方巻きを丸かぶり!
恵方巻きの由来や正しい食べ方を知ることで、今年の節分はよりいっそう楽しめるのではないでしょうか。年に1度の行事、ぜひご家族や友達と楽しんでみてくださいね。 【昔の人は食べてた?】ダイエットにも効く「節分そば」の由来 出典:食で知ろう季節の行事 高橋 司/著 すしの本 岩波現代文庫 篠田 統/著 年中行事大辞典 加藤 友康/編
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。