【ビタミンCが豊富!】健康と美容に効く「れんこん」のおすすめレシピ
シャキシャキとした歯ごたえと丸い空洞が特徴的で、さまざまな調理方法で親しまれるれんこん。秋から冬の時期が旬の野菜です。あまり知られていないですが、実は健康と美容にうれしい栄養素が豊富に含まれています。そんなれんこんについてと、おすすめのレシピをご紹介します!
2020年10月14日
れんこんの基礎知識
名前の由来は?
れんこんは、「根」であるイメージを持つ方も多いと思いますが、実は根ではなく、蓮(はす)の地下茎(ちかけい)という茎が膨らんだ部分を指します。見た目が根のように見えることから、「蓮の根=蓮根(れんこん)」と呼ばれるようになりました。
れんこんにはなぜ空洞がある?
れんこんを輪切りにすると、大小の穴が空いていて、空洞になっていますよね。この空洞は、葉柄(花、葉をつける地上にある茎の部分)を通って外の空気とつながっていて、空気を送るパイプの役割があります。地下の中でも呼吸ができて、酸素不足にならないようになっています。
縁起がよい食材
れんこんは、昔から縁起がよいとされ、おせち料理には欠かせない食材の1つです。輪切りにするといくつも空洞が並び、覗くと向こう側が見えることから「先の見通しがよい」と例えられ、縁起がよいといわれるようになったそうです。
れんこんに含まれる有効成分
みかんより多いビタミンC!
淡白な見た目によらず、意外にもビタミンCが豊富です。100g中に含まれるビタミンC含量で比較すると、ビタミンCが豊富とされるいちごには及ばないものの、みかんよりも多くのビタミンCが含まれていることが分かります。 さらに、ビタミンCは通常熱に弱い栄養素ですが、れんこんのビタミンCはでんぷん質に守られているので、加熱調理による損失がそれ程大きくないのも魅力です。ビタミンCは、美肌、抗ストレス、疲労回復、鉄分の吸収率UP効果が期待できる栄養素です。 ※文部科学省 食品成分データベースを参照して作成
食物繊維はバナナの2倍!
整腸作用があると知られる食物繊維は、さらに脂質、糖、ナトリウムなどを身体の外に排出する働きも認められているので、これらの摂りすぎで引き起こす肥満や、生活習慣病などの予防・改善にも期待できます。 れんこんにはそんな食物繊維も豊富で、100g中に含まれる量で比較すると、バナナの約2倍量も含まれているのです。 ※文部科学省 食品成分データベースを参照して作成 【秋の味覚】みんな大好き!さつまいもを使った1週間献立
ポリフェノールが豊富
れんこんの切り口が酸素に触れると黒く変色してしまいますが、その原因となっているのがポリフェノールです。 ポリフェノールには、炎症を抑えたり血圧を下げたりする働きがあります。さらに、強い抗酸化作用があり、それによって身体に有害な活性酸素が取り除かれ、美肌効果や老化を遅らせる効果が期待できます。 【一粒に栄養たっぷり】実はダイエットにも効果的な「栗」の魅力
れんこんを使ったおすすめレシピ
豚ひき肉とれんこんのシャキシャキつくね
卵黄めんつゆと合わせて、居酒屋風に仕上げたつくねです。噛みごたえがあるので、満足感があり食べ過ぎも防げます。 ▶「豚ひき肉とれんこんのシャキシャキつくね」レシピはこちら
鶏とれんこんの胡麻味噌炒め
切ったれんこんと鶏肉を炒めて、胡麻味噌味に仕上げた1品。最後に大葉を加えることで、さっぱりとした風味に。 ▶「鶏とれんこんの胡麻味噌炒め」レシピはこちら
フライパンで簡単!れんこんピザ
和食のイメージが強いれんこんが、あっという間にイタリアン風になるピザ。フライパン1つで簡単にでき、シャキシャキとした食感が面白い変わり種レシピです。 ▶「フライパンで簡単!れんこんピザ」レシピはこちら
まとめ
整腸作用や美肌効果が期待できるれんこんは、まさに内面から健康と美容を叶えるうれしい食材です。炒めものやサラダ、煮物、天ぷらなどさまざまな調理方法があるれんこんを、ぜひ旬の時期においしく食べてみてくださいね。 【参考文献】 ・レファレンス協同データベース/レンコンにはどうして穴があいているのか。 (https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000136530)閲覧日:2020年8月11日 ・農林水産省/北陸農政局/れんこん 閲覧日:2020年8月11日 (https://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/engei/tokusan201902.html) ・厚生労働省/eーヘルスネット/食物繊維 閲覧日:2020年8月11日 (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html)
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著者
佐藤 友香(管理栄養士)
1992年生まれ、福島県出身、東京都在住。1児の母。大学卒業と同時に管理栄養士の資格を取得後、保育園にて勤務。離乳食、乳幼児食、アレルギー食に携わり、栄養相談や食育活動も得意分野。現在はフリーランスとして栄養に関するコラム執筆を中心に活動。