【山梨県のご当地果物】大きくて甘みたっぷり!「貴陽」の魅力

【山梨県のご当地果物】大きくて甘みたっぷり!「貴陽」の魅力

山梨県のご当地果物「貴陽」をご存じですか?大きくて甘みが強いすもも「貴陽」をご紹介します!

2020年08月17日

「貴陽」とはどんな果物?

山梨県のご当地果物

「貴陽」とは、すももの品種で、山梨のご当地果物の1つです。すももの主力晩生の品種となっている「太陽」を、約20年もの月日をかけて品種改良したものです。 重さが200g以上もあり、とっても大きくて重たいのが最大の特徴です。一般的なすももは60g~100gぐらいのものが多く、2倍以上の重さがあります。他のすももに比べて酸味が抑えられていて甘みがとっても強いです。味のバランスがとってもよく、高貴というイメージにぴったりのすももです。

世界一重いすももに認定される

2012年には、山梨の南アルプス産の「貴陽」が、世界一重いすももとしてギネスに登録されました。審査に出された貴陽は300g以上ある大玉でした。ギネスに認定されたことで、改めて山梨県が誇る果物として、「貴陽」の名を全国に広めました。

山梨県とすもも

すももの栽培面積と収穫量は日本一!

山梨はぶどう、ももの栽培面積、収穫量が全国で1位です。それだけではなく、すももの栽培面積、収穫量も山梨県が全国で一番多くなります!次いで長野県が2位、和歌山県が3位となります。表にある「結果樹面積」とは、栽培面積の中で実際に収穫できる樹が植栽されている面積を言います。

山梨の気候が、美味しい果物をたくさん育てる

山梨県では、すももをはじめとして、たくさんの果物を栽培しています。これには山梨県の気候が大きく関係しています。 ① 日照時間が日本で一番長い 日が差している時間の長さが、全国でなんと1位なのです。太陽の光がたっぷりと注ぐことで、甘くて美味しい果物がたくさん育っているようです。 ② 気温の差が大きい 山梨は昼と夜の気温差が大きくなります。気象庁の2019年のデータによると、最高気温と最低気温の差(甲府のデータ)の平均が10.6℃ありました。東京はその差が8.1℃。東京と比べてみてもその差が大きいことがわかります。 昼間にたっぷりの日差しで光合成が行われると、でんぷんがつくられます。これが果物の甘みになります。光合成のできない夜は、このでんぷんを使って呼吸していますが、気温が低いとこの消費が抑えられます。つまり、1日の気温差が大きい環境では、甘みが多い美味しい果物が育ちやすいのです。 ③ 年間降水量が少ない 雨が少ないと、その分害虫の被害が少なく健康な作物が育ちやすいと言われています。山梨県の降雨量は2018年では全国で41番目と少なかったです。降水量の少ない安定した気候が美味しい果物を育てます。

すももの栄養パワー

すももの皮には抗酸化作用がある

すももの皮の赤色はアントシアニンによるものです。アントシアニンには抗酸化作用があります。また、すももにはβ‐カロテン、ビタミンEも多く含まれ、これらにも同じく抗酸化作用があります。老化、免疫力の低下、動脈硬化などを引き起こしやすくする活性酸素を抑え、これらを予防することが期待できます。 【ちょい足しで◎】驚くべき「しそ」のダイエット効果とは?

水溶性食物繊維が豊富

すももには水に溶ける水溶性食物繊維が豊富です。これは血糖値の上昇を緩やかにしたり、コレステロールやナトリウムの排出を促したりする働きがあります。そのため糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病予防に役立つとされています。 【プチプチ食感がクセになる!】食物繊維が豊富な「もち麦」の魅力を解説!

山梨県は美味しい果物が育つ素晴らしい環境

大きくて甘みたっぷりの「貴陽」

山梨県のご当地果物の「貴陽」は魅力たっぷり!山梨県に行ったらぜひ食べてみたいものですね。 【参考文献】 ・山梨県/富士の国 やまなしの魅力/フルーツ王国やまなし (https://www.pref.yamanashi.jp/miryoku/shoku/budo/index.html)閲覧日:2020年6月23日 ・農林水産省/統計情報/分野別分類/作物統計/作況調査(果樹) (https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kazyu/index.html#y)閲覧日:2020年6月23日 ・気象庁/各種データ・資料/過去の気象データ検索 (http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2018&month=&day=&view=p1)閲覧日:2020年6月23日 ・総務省統計局/統計でみる都道府県のすがた 2020 (https://www.stat.go.jp/data/k-sugata/pdf/all_ken2020.pdf)閲覧日:2020年6月23日

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著者

原 美香(管理栄養士)

食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発等に携わる。現在はオンラインでのコラムを執筆中。1男1女の母としても奮闘中! 生活を楽しく豊かにしていく食事を目指しています!


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