【梅パワーはやっぱりすごい!】夏にうれしい梅の魅力とおすすめレシピ
くせになる酸っぱさが特徴的な梅。梅酒や梅干し、梅シロップ、梅ジャムなど……さまざまな形態に加工され、魅力的ですよね。さっぱりとした味わいが食欲を増進してくれるので、暑さで夏バテしやすいこの時期にぜひ取り入れてほしいものです。そんな梅のうれしい効能と、梅を使ったおすすめレシピをご紹介します!
2020年07月11日
梅ってどんな食材?
旬は5~6月末頃
梅といえば、あの刺激のある酸味。未熟な梅の実である青梅は、身体に害のある成分を含むため、生では食べられません。 加熱するか、梅酒のようにアルコール漬けにすることで、食べられるようになります。熟した梅の実は、塩漬けにして、梅干しとして親しまれています。旬が短く、あっという間に出回る時期が過ぎてしまうので、逃さないように注意しましょう。
梅の注目成分と効能
「クエン酸」
あの酸っぱさのもとになっているのが「クエン酸」です。「クエン酸」には、疲労回復効果や、唾液などの消化酵素の分泌を促す働きがあるため、食欲がUPするとともに消化も助けてくれます。
食中毒予防
さらにクエン酸には、殺菌・除菌効果があり、微生物の繁殖を抑えます。昔からお弁当に梅干しをいれることが多いのは、長時間の保管により傷まないようにするためと、理にかなっていたのですね! 【食中毒予防の3原則】常備菜を美味しく衛生的に楽しむポイント
「カリウム」
「カリウム」には、身体の中の余分な塩分を排出し、血圧を下げる効果があります。りんごに比べて、梅には2倍多く含まれています。
「鉄」
「鉄」は、不足すると貧血が起こりやすくなります。生理やホルモンバランスの関係で鉄分不足になりやすい女性にとって、特に積極的に摂りたい栄養素です。 りんごに比べ、梅には6倍多く含まれています。
「ビタミンE」
ビタミンEは、抗酸化作用をもちます。抗酸化作用とは、『肌の乾燥やシワ、くすみなどの肌や髪のダメージの原因になり得る物質=活性酸素』の働きを抑えてくれます。 梅には、りんごのなんと33倍多く含まれています。
血液サラサラ
梅を加工する工程で生成される「ムメフラール」という成分は、血流を良くする効果が期待できます。生の梅には存在せず、梅肉のエキスなどに入っています。 【管理栄養士おすすめ】夏にぴったり!簡単「梅レシピ」を集めました!
梅を使ったおすすめレシピ
梅酒ゼリー
電子レンジのみでできるとっても簡単なゼリーです♪大人向けで、暑い日のおやつにぴったりですね! ▶「梅酒ゼリー」レシピはこちら
アジの梅しそパスタ
DHA・EPAが豊富なアジと、ポリフェノールが豊富なしそを合わせた栄養満点のメニュー♪食欲がない日でも、このパスタならさっぱりと食べられて、きちんと栄養が摂れそうですね! ▶「アジの梅しそパスタ」レシピはこちら
最後に
梅パワーで夏バテ知らず!
疲労回復、食欲増進効果、さらに女性に特にうれしい効能をもつ「梅」を食事に取り入れ、夏バテ知らずの元気な身体で暑い夏を乗り越えましょう!今回ご紹介したレシピも、ぜひ参考にしてみてくださいね♪ 出典:一般財団法人 梅研究会 アクセス日:2020年5月15日(https://www.umekenkyuukai.org/knowledge/nutrients.html) 食品成分データベース 文部科学省 アクセス日:2020年6月29日(https://fooddb.mext.go.jp/result/result_top.pl?USER_ID=11271&MODE=0)
【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?
まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
- 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
- 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
- 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
- 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス
著者
佐藤 友香(管理栄養士)
1992年生まれ、福島県出身、東京都在住。1児の母。大学卒業と同時に管理栄養士の資格を取得後、保育園にて勤務。離乳食、乳幼児食、アレルギー食に携わり、栄養相談や食育活動も得意分野。現在はフリーランスとして栄養に関するコラム執筆を中心に活動。