【実はダイエット向き?】夏の食材「とうもろこし」の魅力とおすすめレシピ3選
とうもろこしの鮮やかな黄色は食卓を元気に彩ってくれますよね。その甘みから、子供から大人までみんな大好きな食材ですが、栄養価はどうなっているのでしょうか?おすすめのレシピとあわせて、管理栄養士が解説します!
2020年05月28日
とうもろこしは世界三大穀物
野菜のイメージが強いですが…
とうもろこしはトマトやきゅうりと同じく、夏野菜のイメージが強くあります。しかし世界各地で栽培されていて、米・小麦と並ぶ世界三大穀物の1つです。 そのまま食べる以外にも、とうもろこしの粉をこねて薄くのばして焼き上げたトルティーヤは有名です。その他、とうもろこしのでんぷんから作ったコーンスターチ、コーン油、飼料などにも使われ、用途はさまざまです。
とうもろこしの栄養
どんな栄養素が含まれてるの?
とうもろこしには主に糖質とたんぱく質が含まれています。糖質は、からだの中でブドウ糖に分解されて、脂質やたんぱく質とともにエネルギー源となります。特に脳や神経組織などはブドウ糖を主なエネルギー源としていてとても大切です。 たんぱく質は臓器や筋肉などからだをつくる成分となります。どちらも私たちには欠かせない栄養素です。その他、食物繊維も多く含まれます。また、とうもろこしの胚芽の部分にはビタミンB1、B2が多く含まれています。
カロリーはどのくらいある?
茹でたとうもろこし100gでカロリーは99kcalです。1本分の可食部(食べられる部分)約150gで149kcalになります。ごはん茶碗軽く一杯100gのカロリーは168kcalですので、意外とカロリーが高いことがわかります。野菜のイメージが強いからと、食べすぎるとカロリーの摂りすぎにつながりますので注意しましょう。
ダイエットにも効果的な栄養素
ビタミンB1とB2でエネルギー源をしっかり代謝!
とうもろこしの胚芽の部分にはビタミンB1とB2が豊富です。ビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わるときに欠かせないビタミンです。 また、ビタミンB2はこの代謝をサポートし、さらには脂質を燃焼するときに欠かせません。食事で摂ったエネルギー源をしっかりと代謝させて利用することは、からだに脂肪を蓄積させないことにつながり、ダイエットに効果的に働きます。
食物繊維でお腹の中からすっきり!
とうもろこしには食物繊維が多く含まれます。特に水に溶けない不溶性食物繊維が豊富です。便の量を増加させて排便を促し、便秘を予防します。また腸の働きを活発にすることで代謝を上げ、ダイエット効果を高めます。 【美容と健康に◎】ルッコラに隠された栄養効果をご紹介
管理栄養士おすすめレシピ
枝豆ととうもろこしのさっぱりピクルス
簡単に作れて、見た目もかわいい夏のピクルスです。箸休めの一品にぴったり。 ▶「枝豆ととうもろこしのさっぱりピクルス」のレシピはこちら
鶏とコーンの旨塩炒め
鶏むね肉を使い、またコーンの甘味を利用してシンプルな味付けにすることで低カロリーに仕上げています。ダイエットメニューにおすすめです。 ▶「鶏とコーンの旨塩炒め」のレシピはこちら
アジのグリル。カレーコーンポテトかけ
とうもろこしを使うことで魚料理を華やかにし、ボリュームアップもできます。 ▶「アジのグリル。カレーコーンポテトかけ」のレシピはこちら
まとめ
とうもろこし、効果的に取り入れてみましょう!
とうもろこしのカロリーは思っていたより高かったですか?低かったですか?とうもろこしのカロリーと栄養価を確認して、ダイエットにも効果的に美味しく食べましょう! 【レタスの魅力を再発見!】レタスの栄養効果とおすすめレシピをご紹介
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著者
原 美香(管理栄養士)
食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発等に携わる。現在はオンラインでのコラムを執筆中。1男1女の母としても奮闘中!生活を楽しく豊かにしていく食事を目指しています!