【やせない原因はコレ?!】ダイエット中に注意したい食べ物BEST3
糖質制限ダイエットは、「糖質は制限するけど、たんぱく質は気にせず食べてOK!」と思われがち。しかし、カラダに良いと思って食べているあの食材が、実は塩分が多い場合もありえます。そのまま知らずに食べ続けていると、生活習慣病の引き金になってしまうかも。そこで今回は、管理栄養士がダイエット中に注意すべき食材をご紹介します。
2018年05月15日
なぜやせないの?
糖質カットの思わぬ落とし穴…?!!!
糖質制限は主食を減らすかわりに、おかずを増やしてお腹を満たす方が多いのではないでしょうか。しかし、そのもう一品増やすならば何を選択していますか?調理をせずに食べられる便利な食べ物を選びがちですよね。しかし、それらの食べ物といえば…、味噌汁やチーズ、おでん、魚肉ソーセージ、さきいかなどが挙げられますが、これらは全て塩分が多めです。 塩分の摂り過ぎは、体重増に直結します。細胞の一つ一つに水分をためこむので、顔や手足がむくんで膨れてしまいます。「下半身だけがやせない!」という方は、もしかしたら足がむくんでいるからかもしれません。甘い糖質を避けようとするばかり、逆に塩分が多い物を選んでしまうと、逆にダイエット効果を薄れさせる原因になっている場合も。さて、それでは健康のためには、塩分は1日どのくらいを目安にすればいいのでしょうか…?
塩分摂取の目標は1日7g未満
厚生労働省が示した健康のための塩分摂取量の1日の目標量は(食塩相当量として) 成人男性で8g未満、成人女性は7g未満。なお、世界保健機関(WHO)のガイドラインでは成人男女5g未満、日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインでは6g未満を目標としています。 一般に塩分というのは、食塩相当量(g)のことです。食品のパッケージに表記されている塩分量は、食塩相当量(g)で出ているものもあれば、ナトリウム量(mg)で出ているものもあります。ナトリウム量を食塩の量に換算するには、<ナトリウム(mg)×2.54÷1,000=食塩相当量(g)>に当てはめて計算します。「計算するのは面倒…。大体の量が知りたい!」という方は、食塩相当量1gはナトリウム約400mgと覚えておきましょう。 ▶【減塩がダイエットに効果絶大?!】減らすとやせる3つの理由とは?
「ついつい食べちゃう…。」塩分要注意食材BEST3
■第3位:ちくわ 1本(約60g)あたり食塩相当量1.2g ■第2位:魚肉ソーセージ 1本(約100g)あたり食塩相当量2.1g ■第1位:茎ワカメ 1袋(約16g)あたり食塩相当量1.1g 2位、3位のちくわや魚肉ソーセージの原料はお魚。たんぱく質が豊富な食材、さらにDHAやEPAなど魚の栄養が摂れ、栄養バランスを整えるにはよい食材なのですが、こればかり食べてしまうと塩分が心配です。 1位に挙がった、おやつにちょうどいい茎ワカメ。1袋19カロリーという低カロリーおやつ。5袋食べても100カロリー未満です。しかし5袋食べると…塩分は5.5g!! ▶【管理栄養士が疑問を解決!】「魚肉ソーセージ」がダイエット中に大活躍するってホント?!
まとめ
ダイエットのためにカロリーや糖質を制限していても、塩分はノーマークという方は多いのではないでしょうか。下半身太りが気になる方や、どんなにダイエットしてもやせない。という方も案外塩分を摂り過ぎていることが原因かもしれません。糖質制限している方も糖質だけでなく、塩分もチェックするようにして健康的なダイエットを行ってくださいね。
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。