【管理栄養士が教える!】ツラ~イ花粉症対策にオススメの食べ物とは?
花粉が気になる季節になりましたね。近年では、子供から大人まで幅広い年代が悩まされている「花粉症」。みなさんは花粉症対策などをされていますか?そこで今回は、管理栄養士が花粉症の症状を和らげるおすすめの栄養素をご紹介します。
2018年03月26日
花粉症シーズン到来!
花粉症の季節に突入しましたね。「少しでも楽にこの時期を乗り切りたい!」と思う方は多いはず。実は、意外と知られていない栄養素が、花粉症の症状を緩和させてくれますよ。今回は、花粉症の症状に効果が期待できる栄養素をわかりやすくお伝えします。
花粉症の症状を和らげる栄養素って?
α-リノレン酸とは?
α-リノレン酸は、体内に取り入れられるとEPA・DHAにかわる、n-3系の多価不飽和脂肪酸のことを言います。また、体内では合成されないため、食べ物から摂取しなければならない必須脂肪酸です。α-リノレン酸をとることで、魚油に多く含まれるEPA、DHAのもつ機能も期待できます。
どんな働きがあるの?
EPA、DHAの作用で、アレルギー症状を改善すると言われています。また、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やします。
どんな食材を食べればいいの?
えごま油、あまに油などに多く含まれます。熱に弱いので、加熱せずドレッシングなどにして食べるのがおすすめです。効果が期待されているとはいえ、食用油は1gあたり約9kcalと高カロリーなので摂りすぎは禁物。あまり魚を食べていないなと感じた時など、補助的に利用しましょう。
アレルギー症状の緩和が期待できる栄養素
ビタミンA
目と粘膜を正常に保つ栄養素です。花粉が鼻や目の粘膜に接触するとくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が起こります。ビタミンAを毎日の食事に取り入れて、強い粘膜を作りましょう。モロヘイヤやかぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜は、β-カロテンが豊富に含まれ、体に入るとビタミンAにかわります。また、油と一緒にとると吸収率が高まりますよ。
ビフィズス菌
発酵乳や乳酸菌飲料に多く含まれるビフィズス菌により、腸内環境が整うと、免疫力が高まりアレルギー症状が抑えられると言われています。ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖を同時にとるのがおすすめです。
管理栄養士オススメレシピ
ホクホクかぼちゃのベジマヨサラダ
かぼちゃはβ-カロテンの宝庫。脂溶性ビタミンのため油と一緒に摂ることで吸収率が高まります♪ ▶「ホクホクかぼちゃのベジマヨサラダ」レシピはこちら
フルーツヨーグルト
ヨーグルトとフルーツのお手軽デザート♪ビフィズス菌を取り入れて腸内から綺麗に!花粉症の症状も緩和させましょう! ▶「フルーツヨーグルト」レシピはこちら
まとめ
いかがでしたか?花粉症はアレルギー疾患のひとつです。不規則な食事で栄養のバランスが崩れると、免疫機能が弱まってアレルギー体質になると考えられています。主食(米、パンなど)・主菜(肉、魚)・副菜(野菜やきのこ類)がしっかり揃った食事が理想的です。花粉の季節だけではなく、日ごろから免疫機能を高める栄養素をしっかり取って、少しでも楽に花粉シーズンを乗り切る体づくりを心がけましょう!
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著者
高橋直子(管理栄養士)
銀行に11年勤務した後、食の大切さに目覚め栄養学を学びました。サプリメント ショップでのカウンセリング、マンモス幼稚園で1日1000食の大量調理、香料メー カー フレーバー研究室での開発業務を経て、現在は食のコラムを執筆。スポーツ好きなストイック女子!