【和食の定番】今が旬の「さんま」にはダイエット効果がある?
和食の定番である「さんま」。そんなさんまには、どんな栄養素が含まれているかをご存知でしょうか。今回は、さんまに含まれる栄養効果やさんまに添えられる大根おろしの理由についてご紹介します。
2020年09月28日
さんまにはどんな栄養素が含まれているの?
さんまは、栄養価の高い魚として知られています。実際に、さんまにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどのビタミン類、カルシウム、鉄分などのミネラル類がバランス良く含まれており、さんま1匹で様々な栄養素を身体の中に取り込むことができます。 また、さんまには、EPAやDHAといった良質な脂肪も含まれており、この脂肪によって身体の美容と健康の維持を図ることもできます。
さんまに含まれる栄養素とは?
豊富なEPAやDHA!
さんまに含まれるEPAには血中の悪玉コレステロールを低下させる働きがあり、血液循環を良好にすることから動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞といった生活習慣病のリスク低下を図ることができます。また、さんまに含まれるDHAには、脳を活性化させ思考力や記憶力の向上に役立ってくれます。
カルシウム補給に!
さんまは、骨や歯を構成する栄養素であるカルシウムも含むうえに、カルシウムの吸収率を高める働きをするビタミンDもたっぷりと含むため、丈夫で健康な骨や歯を維持するサポートをします。特に、骨粗鬆症のリスクが高まる高齢者におすすめしたい食材と言えるでしょう。 ちなみに、より多くのカルシウムを摂取したい場合は、缶詰もおすすめです。缶詰はさんまの骨まで丸ごと食べられるため、カルシウム含有量は多くなりますよ。 ▶【やせる秘密があった!?】ダイエットしたいなら「鮭」を食べるといいらしい?!
ダイエット中に嬉しい効果とは?
やせやすい体質づくりに
たんぱく質は健康的な身体づくりやダイエット中に重要な役割を果たしますが、その中でもさんまには体内で作ることのできない必須アミノ酸をバランス良く含みます。そのため、筋肉量アップに役立ち、代謝の向上に繋がることでやせやすい体質改善に期待できるでしょう。
脂肪燃焼効果に期待!
さんまが含むDHAやEPAには中性脂肪を減らしたり、作り出されるのを抑える働きがあると言われています。そのため体脂肪の蓄積を予防して肥満やメタボの予防・改善などの効果に期待ができます。また、血液循環を良好に保つため、代謝を高めたり冷えやむくみを解消することにも役立つと言われています。
ダイエット中に起こりやすい肌トラブルに
さんまには、肌の免疫機能を高めてくれるビタミンAや肌のターンオーバーを促してくれるビタミンB2、抗酸化作用によって肌の老化を防いでくれるビタミンE、肌の水分保持に役立ってくれるレチノールなどの栄養素が豊富に含まれており、美肌効果を期待することができます。 さらに、コラーゲンの合成に必要な鉄分も含まれているので、弾力のある美しい肌づくりにも役立ってくれますよ。 ▶【お肉に負けない美味しさ?!】「カツオ」には嬉しい効果が盛りだくさんだった?!
さんまの隣に大根おろしを添える理由って?
特に旬の時期のさんまは脂のりがよく、秋の味覚の代表とも言われています。そんな脂の多いさんまに大根おろしを添えることで、大根に含まれている消化酵素が胃の消化・吸収を助けて、胃にかかる負担を軽減してくれたり、苦みや発ガン物質を抑制させる働きがあるのです。このため、大根おろしはさんまの強いサポートをする食材と言われているのです。 さんまは焼き魚として食べるのはもちろん、焼いても揚げても炊いても美味しい優秀な魚でもあります。おいしい上に美容と健康への効果も期待できるさんま。しかし、良質な油を含みますが1匹あたりのカロリーはやや高いので、食べ過ぎには注意しましょう。
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著者
DietPlus管理栄養士(管理栄養士)
「正しく食べてやせる」ダイエットを実践できる様々なダイエットサポートサービスを提供。個人の生活習慣からやせない理由を発見できる「ダイエット診断」ほか、コラム等でダイエット情報を配信。また、アプリ「ダイエットプラス」では、食事改善をメインとした管理栄養士によるダイエットサポートサービスを提供しています。