食事の量を減らさずに、たった2日で体重ダウンできる!【塩抜きダイエット】とは?
食事の量を変えずに、2日間だけで体重が減り、むくみもとれる!そんな夢のようなダイエット法がありました。「塩抜きダイエット」の方法、体重が落ちるメカニズムや注意点を管理栄養士が解説します。
2016年06月28日
「塩抜きダイエット」の方法
「連続して2日間、塩分を加えない食事をする」たったそれだけ!
どうして塩分を摂り過ぎると、体重が増えるの?
水太りという言葉がありますが、カロリーのない水は本来、飲み過ぎても太らないはずですが、塩分を摂り過ぎた場合、むくんで体重が増えることがあります。 ですので、ラーメンを食べた際にスープまで飲み干した翌朝は、体重が増えていた!なんて経験はありませんか?それが「むくみ」の正体です。
塩分を摂り過ぎると体重が増えるメカニズム
ヒトの細胞は、 ・カリウムで満たされている内液 ・ナトリウムで満たされている外液 が存在します。 必要以上の塩分をとった場合、体内の血液やリンパ液の塩分濃度が上がります。それにより血液のナトリウム濃度が上がると、体内が自然と濃度を薄めようとして喉が渇きます。その反応で人は水分を取り入れ細胞外液に水分が取り入れようとします。その結果むくんだり、体重が増えたりする原因となるのです。 健康であれば、腎臓の処理機能が働き、余分な水分や塩分をカラダから排出してくれますが、水分や塩分を摂り過ぎると腎臓での処理が間に合わず、むくんで体重が増えてしまいます。
塩分の適量ってどのくらい?
皆さんは、1日何グラムくらい塩分を摂っているかご存知ですか?カロリーは何となくわかっていても塩分の摂取量を気にしたことのない方も多いのではないでしょうか。厚生労働省は2015年、生活習慣病の予防を目的として、塩分摂取量の目標量を引き下げました。18歳男性は8.0g/日未満、18歳以上女性は7.0g/日未満です。 では食べ物にはどのくらいの塩分が含まれているのでしょう。 ・調味料大さじ1杯の塩分 食塩18g 味噌2.2g 醤油2.6g ソース1.1g ・外食料理1人前 ラーメン 7.1g 牛丼セット 7.1g 焼き魚定食 5.2g ピザ(1枚)7.9g ・コンビニ食 紅サケ弁当 3.6g 蕎麦 2.9g ツナマヨおにぎり 1.1g
計算してみよう!
加工品栄養表示では、食塩相当量と書かれているものが塩分です。 Na(ナトリウム)と書かれているものには2.54をかければ、塩分に換算できます。 ナトリウム800mgであれば 800mg×2.54÷1000=2g 塩分は2gとなりますよ。
塩抜きダイエットの注意点
2日間だけ塩分を極力控えるというのは、一見簡単なようですが意外に難しいものです。大部分の加工品にはすでに塩分が添加されていますから、2日間は加工品を控えて「自分で食事を作る」ことになります。調味料も塩分の多いものを控え、塩分が少ないお出汁、お酢やレモンなどの酸味、スパイスで味付けをします。 意識して塩分を控えてみると、むくみがとれてスッキリ!を実感できます。2日間塩抜き後は体重が減りますが、それは体の中の余分な水分が減っただけで体脂肪が減ったわけではありません。元の生活に戻るとすぐに体重も戻ってしまいます。 【注意】 塩分を控えると、喉も乾きにくくなりますが、お水は1.5ℓ程は意識して飲みましょう。また、汗をかくと汗と共に塩分もカラダから出ていきます。 塩抜きダイエット中でも体が塩分を欲したら必ず塩分を摂るようにしてください。 また汗をかく猛暑日には熱中症予防のためにも、塩抜きダイエットはお避けください。
まとめ
いかがでしたか?ダイエットのため、健康のためにも普段から塩分を控えてみてはいかがでしょう。 お魚などはお醤油をかけるのではなく、小皿のお醤油に少量つけて食べる。お醤油はレモンやお酢で割る。塩分の代わりにだしやスパイスを効かせるなど日ごろから意識して塩分を減らすことで、自然に薄味に慣れ、むくみも改善して体が軽くなると活動的になり活動量も増えてやせやすい体になる!ダイエット効果期待できますね。
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。