【ビタミンCが詰まっている！】キウイフルーツの魅力とおすすめレシピ

緑が鮮やかで断面がきれいなキウイフルーツ。スーパーでもよく見かける私たちの定番フルーツの1つになりました。最近は果肉が黄色のキウイフルーツもよく見かけますね。今回はそんなキウイフルーツの魅力をあらためて解説します。

2024年10月16日

キウイフルーツってこんなフルーツ

名前の由来はニュージーランドの国鳥

原産地は中国ですが、ニュージーランドで品種改良されて世界に広まりました。キウイの表面には茶色の細かい毛が生えていて、切り口の模様が美しいのが特徴です。ニュージーランドの国鳥「キウイ」に見た目が似ていることが名前の由来といわれています。

緑色と黄色の果肉の2種類

果肉は緑色と黄色の2種類が主流になっています。緑色のキウイは、酸味と甘みのバランスがとれた果物です。黄色はゴールドキウイといい、緑色よりも甘みが強いのが特徴です。

選び方と保存のポイント

表面に生えている茶色の毛が密集しているものが、良品といわれています。皮が張っているものは鮮度が良いので、しわが寄っていないものを選ぶようにしましょう。皮がかたく、未熟果のものは酸味が強いので、室温で追熟させてから冷蔵庫で保管するのがポイントです。保存袋に入れて野菜室に入れれば4～5日は保存できます。

キウイフルーツの栄養素

抗酸化ビタミンが多く含まれる！

キウイフルーツには100gあたり71mgのビタミンCが含まれます。これは1個で1日の必要量の約3分の2が摂れるほどの量です。黄色い果肉種は緑色の倍の量も含まれ、さらに豊富に含まれるのが特徴です。ビタミンCは強い抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えます。活性酸素は体内で増えすぎると、動脈硬化、がん、細胞の老化、免疫機能の低下につながります。つまり、これらを抑える大事な役割をするのがビタミンCです。また、美肌を作るためにも大切な栄養素になります。肌の細胞の老化を抑え、細胞同士をつなぐコラーゲンの生成にも関わります。キウイフルーツにはビタミンCと同じ抗酸化ビタミンであるビタミンEも多く含まれるため、相乗効果が期待できるフルーツです。

食物繊維が多い！

キウイフルーツには食物繊維が多く含まれます。特に緑色の果肉に多く含まれるのが特徴です。食物繊維は腸の動きを活発にして排便を促し、腸内環境を整えます。便秘や腸の病気の予防に大切な栄養素です。また、糖やコレステロールの吸収を妨げ、体外に排出されやすくします。これは糖尿病や脂質異常症の予防につながります。

たんぱく質分解酵素が含まれる

たんぱく質分解酵素のアクチニジンが多く含まれるため、たんぱく質の分解を促し消化吸収を助けます。キウイフルーツをソースとして肉料理に添えたり、デザートに使ったりすると、食後の胃もたれ防止になります。アクチニジンは熱には弱いので、加熱せずに生のまま使うことがポイントです。

キウイフルーツのおすすめレシピ

キウイの豆腐ティラミス

豆腐には女性ホルモンに似た成分が含まれます。またキウイフルーツには美肌効果のあるビタミンCが多く含まれます。女性におすすめのデザートです。 ▶「キウイの豆腐ティラミス」レシピはこちら

低カロリー！キウイ寒天

キウイフルーツの断面がきれいに見える涼しげなデザートです。寒天には食物繊維が多く含まれます。また1人分が51kcalの低カロリーデザートです。ダイエット中にもおすすめです。 ▶「低カロリー！キウイ寒天」レシピはこちら

レモンがアクセント！キウイとモッツァレラチーズのプレート

モッツァレラチーズはコクがありながら、チーズ特有のにおいや味が少ないので、デザートにも使いやすいチーズです。2種類のキウイフルーツを使い色鮮やかに仕上げています。 ▶「レモンがアクセント！キウイとモッツァレラチーズのプレート」レシピはこちら

まとめ

栄養価が高いフルーツ

キウイフルーツは私たちの定番のフルーツとなりましたが、あらためて栄養価が高いフルーツだとわかりましたね。特に女性にうれしい栄養素が豊富です。積極的に食べて元気に美しくなりたいですね！【参考文献】・文部科学省/日本食品標準成分表2020年版(八訂) ・食材事典/廣田孝子監修/株式会社学研プラス/2019年発行・厚生労働省/e-ヘルスネット/健康用語辞典/栄養・食生活/抗酸化ビタミン (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-008.html) 閲覧日：2024年7月10日