【雨の日は憂鬱!】気象と体調不良の関連とは
梅雨の季節になると、洗濯物もすっきりと乾かないし、髪の毛も湿気で思うようにまとまらない…と気持ちが憂鬱になる方もいるのではないでしょうか。実は、この気持ちが憂鬱になるのには、洗濯物や髪の毛などの原因以外にも理由があったのです!今回は、その理由といわれる「気象病」についてお伝えします。
2024年06月17日
その頭痛には理由があった!
気象の変化がもたらす健康への影響とは
時々、「今日は雨だから頭が痛い」「雨の日は、なんだか気持ちが落ち込む…」と耳にすることがあります。理由はわからないけど体調不良になる原因として「気象病」があります。気象病とは、気象の変化によって生じる、あるいは悪化しやすい症状を総称したものです。体調不良や気分の落ち込み、慢性痛、喘息など、さまざまな症状の原因になるとされています。
気象病とは
気象病の原因
気象病には自律神経が大きく関係しています。自律神経は、心身の活動を高めたり、痛みを感じたりするときに優位になる「交感神経」と、リラックスした時に優位になる「副交感神経」からなります。この自律神経のバランスが崩れることが気象病の症状につながる一因です。
気象病の治療
気象病の治療に関しては、原因の科学的解明を行っている最中で、具体的な治療法はまだ確立されていません。しかし、もともと持っている病気に関しては、気圧の変化で悪化することがあるため、しっかりとその病気を治療することが大切です。特に、めまいに関しての原因は、耳にあるとされています。めまいの症状に対しては、内耳に作用する薬や、乗り物酔い止め薬を使用したりすると効果が期待できます。また、ホルモンのバランスも自律神経に関与するので、規則正しい生活や、栄養バランスのとれた食事なども重要です。
日ごろからの備えも大切
気象病は、気圧の変化が原因となることが多いです。天気が悪い日は出かけるのを控えたり、頭痛が出やすい方は、頭痛薬を常備したりすることもポイントです。症状が出てすぐに薬を飲むことで、少ない薬の量で症状を抑えることにつながります。
こんな季節は要注意!
季節の変わり目や気圧の変化が大きい時期
気象病の症状は季節の変わり目や、梅雨、秋の台風の時期などに出やすいです。気温や気圧の変化が大きい時期は注意しましょう。
まとめ
規則正しい生活と日ごろからの備えで、気象病を乗り切ろう
いかがでしたか。気象病に関しては、これから科学的解明が期待されますね。規則正しい生活と、日ごろから薬を常備することで、気象病が起こりやすい季節を乗り切りましょう! 【参考文献】 日本生気象学会/気象病・天気痛研究委員会 (https://seikishou.jp/research-committee/) 閲覧日:2023年5月2日
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著者
山田 みゆき(管理栄養士)
大学卒業後、管理栄養士を取得。高齢者施設に入職し、給食管理・栄養管理を行う。現在はオンラインでの食事指導やコラム執筆にも携わる。二児の母となり、日々の食事の大切さを改めて実感。「おいしく食べて健康に」をモットーに、食事の楽しさ、栄養の大切さをお伝えしていきます。