【今が旬!】あんずに秘められた栄養パワーとおすすめレシピ
皆さんは、あんずを食べたことはありますか?鮮やかなオレンジと桃に似た見た目が特徴のあんずは、実は美容や健康にうれしい栄養が豊富に含まれているといわれています。そこで今回は、あんずの栄養効果とおすすめレシピをご紹介します。
2023年06月07日
あんずの基礎知識
あんずの歴史
あんずは、バラ科サクラ属の植物であり、梅や桃、すももなどと遺伝的に近い果物です。あんずの原産地は中国で、紀元前2~3世紀にはすでに栽培が始まっていたといわれています。そこから、東アジア系とヨーロッパ系にわかれていき、日本には平安時代に東アジア系のあんずが伝わってきました。当初、あんずの種が漢方薬として利用されており、現在のように実を食べるようになったのは江戸時代からです。ヨーロッパ系の品種が伝わってきたことで、日本でも本格的に剤倍が行われるようになったといわれています。
あんずの産地と旬
日本では青森県や長野県など比較的涼しい地域で生産されています。旬は6~7月ですが、ドライフルーツやジャムに加工することで1年中あんずを楽しめます。
あんずの栄養パワーとは?
β-カロテンで酸化を防ぐ!
あんずにはβ-カロテンが多く含まれています。β-カロテンには強い抗酸化作用があり、活性酸素の過剰な発生を抑え、余分な活性酸素の除去に役立つため、老化やがん予防などの効果が期待できます。
カリウムで高血圧・むくみを防ぐ!
あんずに多く含まれるカリウムには、体内の余分なナトリウムの排出を促す作用があります。そのため、ナトリウムの過剰摂取によって起こる高血圧を予防したり、むくみを防ぐ効果が期待できます。むくみが起こると体重以上に太って見えるようになるので、ダイエットをしていく上でもカリウムは重要です。
食物繊維で生活習慣病予防!
あんずに豊富に含まれている食物繊維は、人の消化酵素で消化できない物質です。食物繊維は、余分な脂質や糖、ナトリウムなどを体外に排出する働きがあり、生活習慣病予防も期待できます。また、腸内環境を整え、便秘の改善にもつながります。
美味しくあんずを食べるコツ
美味しいあんずの選び方
全体的に濃いオレンジ色をしており、触ったときに皮にハリがあるものを選びましょう。また、傷や変色があるものはそこから傷みやすくなるので避けましょう。
あんずの食べ方のポイント
食べ頃のあんずは傷みが早いので、購入後はできるだけ早く食べましょう。桃と同じように1周ナイフを入れ、上下をひねって2つに割ります。種と皮を取り除いて食べましょう。酸味の強いものはジャムやシロップ漬けにするのもおすすめ。加工することで長期間楽しめます。
あんずを使ったおすすめレシピ
材料4つ!マシュマロヨーグルトムース
あんずジャムを使った簡単ムースです。マシュマロを使うことで、ゼラチン不使用でムースを作れますよ。 ▶「材料4つ!マシュマロヨーグルトムース」のレシピはこちら
まとめ
美味しいだけじゃない!あんずを食べよう
いかがでしたか?生のあんずは食べたことがない、という方も多いと思います。しかし、あんずは美味しいだけでなく、栄養もたっぷり。お店で見かけたら、ぜひ味わってみてくださいね。 【参考文献】 e-ヘルスネット.カロテノイド.厚生労働省 (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-007.html) 閲覧日:2023年4月25日 e-ヘルスネット.カリウム.厚生労働省 (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html) 閲覧日:2023年4月25日 e-ヘルスネット.食物繊維.厚生労働省 (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html) 閲覧日:2023年4月25日 うるおいのある食生活推進協議会 毎日くだもの200グラム! あんず (http://www.kudamono200.or.jp/dictionary/19_anzu.html) 閲覧日:2023年4月25日
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。