【口内炎予防に】管理栄養士のおすすめレシピ3選!
口内炎ができると、しみて痛いので食べたり飲んだりすることがつらいですよね。こんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?体の不調など様々な原因がありますが、生活習慣に気を付け、食事をきちんと摂り予防につなげていきましょう。そこで今回は、粘膜の健康維持を助けるビタミンが含まれる食材を使ったレシピを管理栄養士が3つご紹介します。
2024年02月28日
口内炎とは
口内炎ができる原因
口内炎は、口の中や口の周りにできる炎症の総称名です。歯ブラシなどで口の中を傷つける、体調が悪い、ウィルス感染、口の中が不衛生、病気など原因は様々です。症状は、口の中や、唇の裏側、舌に数mほどの白い円形の口内炎ができます。なかなか治らない口内炎から病気が発見されるケースもあるので、長引く場合は病院を受診しましょう。
ビタミンの働き
ビタミンは、栄養素の中では体に必要な量はごく微量ですが、とても重要な役割をしています。さらにほとんどが体内で作ることができないため、食べ物から補う必要があります。ビタミンは果物や野菜に多く含まれ、体内で様々な化学反応をすすめる補佐役のような機能をしています。ビタミンの種類によって欠乏症が起こる場合があるので、不足のないように食事でしっかり摂りましょう。
口内炎を予防するためには?
粘膜の健康維持を助ける栄養素と豊富に含まれる食材
私たちの皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンと、多く含まれる食品を表にまとめました。レバーなど下処理が必要な食品は、手軽に焼きとりやお惣菜に頼っても良いでしょう。ひとつの食材に偏ることなく、普段の食生活の中で まんべんなく色々な食品を食べるようにしましょう。
ビタミンには脂溶性と水溶性がある
ビタミンは油に溶けやすい性質の「脂溶性」と、水に溶けやすい性質の「水溶性」があります。表でとりあげた中では「ビタミンA」が脂溶性です。他にはビタミンD、ビタミンE、ビタミンKも脂溶性で、脂肪組織や肝臓に貯蔵されます。摂りすぎると過剰症を起こすことがあり、妊娠3か月以内または妊娠を希望している女性は注意が必要です。 これらの栄養素は多くとれば口内炎が改善したり、より状態がよくなるというものではありません。毎日の食事の中で、適量を摂取するようにしましょう。
口内炎予防におすすめレシピ3選
レシピをご紹介!
2章で登場した「皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素」が多く含まれている食材を使ったおすすめレシピを3つご紹介します。どれも主食と主菜が一緒にとれるレシピとなっていますので、忙しいときにももってこいです!
【ひき肉と鶏レバーの生姜醤油そぼろ丼】
臭みが気になるレバーも、香りの良い生姜や小葱などと合わせることで食べやすくなります。まとめて作って小分けにして冷凍保存も可能です。鶏レバーと一緒に鶏ひき肉を使うことで、たんぱく質も補い美味しさもアップ! ▶「ひき肉と鶏レバーの生姜醤油そぼろ丼」のレシピはこちら
【納豆チャーハン】
忙しいときにも手軽にできるのがチャーハンの良いところ。しかも卵と納豆は比較的リーズナブルでお財布にも嬉しい!主食と主菜がまかなえる一品です。 ▶「納豆チャーハン」のレシピはこちら
【まるでお肉!まぐろを使ったタコライス】
まぐろは豚ひき肉と比較して、脂質が少ない分カロリーも低め。粘膜の健康維持を助けるビタミンB群が豊富に含まれています。加熱することで肉に近いしっかりとした噛み応えの食感になるのでぜひお試しください! ▶「まるでお肉!まぐろを使ったタコライス」のレシピはこちら
まとめ
口内炎予防には規則正しい生活と栄養バランス
口の中は常に湿っている状態なので、口内炎ができると痛みを感じることが多く、仕事の集中力に影響します。忙しくて難しい場合も、ストレスや睡眠、食事など自分でできるところが改善しお口の中の健康を維持していきましょう。 【参考文献】 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト.e-ヘルスネット.ビタミン欠乏症(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-028.html) 閲覧日2022年9月2日
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著者
井上 慶子(管理栄養士)
戸板女子短期大学・日本女子大学卒業。病院勤務を経て、健康は日々の積み重ねであることを実感。その後フリーの管理栄養士として特定保健指導業務に従事。現在は「習慣が自分のからだをつくる」をモットーに普段の食事に取り入れられるお手軽レシピの開発、わかりやすいコラムの作成などを行っています。