【癒されながら楽しくやせる】乗馬のダイエット効果とは?
皆さんは乗馬の経験はありますか?優雅に馬を乗りこなす姿は素敵ですよね。乗馬はただ馬に乗っているだけのように見えますが、実は見た目以上にハードなスポーツです。そこで今回は、乗馬のダイエット効果について解説いたします。
2024年03月17日
乗馬のダイエット効果とは?
馬に乗るだけで全身運動になる!
実は、乗馬はウォーキングやジョギング、水泳などと同じく有酸素運動です。ただ馬に乗っているだけのように見えますが、馬から落ちないようにバランスをとるのは意外に難しく、無意識に全身の筋肉を使っています。スピードを出す必要はなく、ゆっくりと歩くだけでも十分運動になります。有酸素運動は高い脂肪燃焼があるといわれており、ダイエット効果が期待できますよ。
乗馬のエネルギー消費量は?
エネルギー消費量はMETsを使って求められます。METsとは運動強度の単位です。安静時を1としたときと比較し、何倍のエネルギーを消費するかを示したものとなります。 「エクササイズ(METs・時)×体重×1.05」という計算式によって、身体活動や運動によるエネルギー消費量を算出できます。 例えば、体重50kgの人が1時間乗馬などの運動を行った際の消費エネルギー量は以下のとおりです。 ●乗馬:全般・・・5.5×50×1.05=約289kcal ●歩行(散歩)・・・3.5×50×1.05=約184kcal ●ピラティス:全般・・・3.0×50×1.05=約158kcal ●ストレッチ:ゆったり・・・2.3×50×1.05=約121kcal 上記のデータからもわかるように、乗馬は見た目以上にエネルギー消費量の多い運動といえます。
乗馬でインナーマッスルを鍛えよう!
乗馬は馬の上でバランスをとる必要があるので、自然とインナーマッスル(体幹)が鍛えられます。インナーマッスルは身体の奥にあり、普段の生活では鍛えにくい筋肉です。インナーマッスルが鍛えられるとお腹周りの引き締めにつながりますし、美しい姿勢の維持にも役立ちます。姿勢を整えるとスタイルよく、若々しく見えるようになりますよ。 また、筋肉量が増えると基礎代謝量が増すので、「やせ体質」に近付きます。
股関節の柔軟性アップ!
乗馬中は馬にまたがることで自然と股関節のストレッチになり、柔軟性がアップします。股関節の柔軟性が増すと運動のパフォーマンスが上がりますし、ケガもしにくくなりますよ。また、リンパが刺激されると老廃物の排出を促す効果も期待できます。
馬や自然と親しむことでストレス発散!
自然の中で馬とふれあえるのも乗馬の醍醐味。自然や動物と過ごすと心が癒され、ストレス発散にもつながります。ストレスはダイエットの敵ですので、乗馬でストレス解消することもダイエットを成功に導くためには重要なポイントといえます。
乗馬にチャレンジしてみよう!
まずは住んでいる地域の乗馬クラブをチェック
乗馬をおこなうためには、乗馬クラブに行く必要があります。乗馬スタイルや費用、サービスなどは乗馬クラブによって異なりますので、ホームページなどをチェックしたり、電話やメールなどで問い合わせしてみましょう。
持ち物や服装は?
乗馬の際に必要な道具(ヘルメットやベストなど)は乗馬クラブでレンタルしてもらえる場合が多いのですが、汗をかいたときのためにタオルや着替え、水分補給のための飲み物なども持っていくとよいでしょう。 また、乗馬クラブは自然が多い場所にあることが多いので、気になる人は虫よけ対策もしていくと安心です。服装は動きやすく、通気性がよいものがおすすめです。
まとめ
乗馬で楽しくシェイプアップ!
いかがでしたか?運動量が少ないと思われがちな乗馬ですが、実は脂肪燃焼や全身の筋肉量アップに効果的なスポーツです。さらに精神面でもよい効果が期待できますよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね。 【参考文献】 厚生労働省.e-ヘルスネット.メッツ/METs (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-004.html) 閲覧日:2022年9月6日 国立健康・栄養研究所. 改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』 (https://www.nibiohn.go.jp/files/2011mets.pdf) 閲覧日:2022年9月6日
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。