【紫外線!夏じゃないからと油断していませんか】正しく恐れてダメージを予防しよう!

この季節、紫外線対策していますか?夏だけ対策していたらよいと思ったら大間違いです。今回は紫外線による健康への影響や、ダメージを減らすためにどんな食材をとればよいかを学びましょう。紫外線対策におすすめのレシピも合わせて紹介します。

2023年04月10日

夏以外も要注意!紫外線による影響

【紫外線に当たってすぐ起こる】急性の健康への影響

紫外線による健康への影響には急性なものと慢性のものがあります。まずは急性のものから紹介します。 まずなんといっても日焼けです。紫外線を浴びると、皮膚が炎症を起こして赤く痛くなるような日焼け(サンバーン)と、その後に時間がたつと黒くなる日焼け(サンタン)が起きます。 サンバーンは例えば海水浴の後など、紫外線を浴びすぎて水ぶくれや皮がむけた経験がある方も多いのではないでしょうか?「今日は日に当たりすぎた」と感じる時はなるべく早く冷水タオルなどで冷やしましょう。多少軽減するので、やってみてください。 一方、サンタンは紫外線を浴びて数日後に肌が黒くなる現象です。肌が元の色に戻るまでに数週間~数か月かかるので、白い肌を保ちたい方は特に注意しましょう。 その他、紫外線による角膜炎や免疫機能低下といった影響があると考えられています。

【時間がたってから起こる】慢性の健康への影響

長年日光を浴び続けることでシミやしわ、時には腫瘍が現れてくるといわれています。ご高齢の方の、顔や手の甲に見られるこれらの変化は、加齢由来の老化だけでなく光老化も相まっている場合が多いです。光老化は加齢による自然の老化と違って、適切な紫外線対策をおこなうことで防ぐことができます。 また注意しなくてはならないのが腫瘍です。良性のものであれば心配いりませんが、悪性のものは皮膚がんとして早期発見・早期治療が必要になります。万が一皮膚がんが悪性化し転移すれば生命にかかわります。 急性及び慢性の健康への影響を防ぐために、日焼け止めや日傘やサングラスなどで注意しましょう。

紫外線ダメージの予防にとりたい栄養素

ダメージを抑えるキーワードは「抗酸化作用」

紫外線は体内で活性酸素を増やしてしまう要因の1つといわれています。活性酸素はヒトの細胞を酸化させ、シミ・しわなどの老化やがんをもたらします。そこで活性酸素の酸化を抑える必要があり、活性酸素から体を守る作用を「抗酸化作用」といいます。

抗酸化物質とは?

抗酸化作用のあるものを抗酸化物質と呼びます。抗酸化物質は酸化されやすく、活性酸素がヒトの細胞を酸化するよりも優先的に酸化されてくれます。そのため、抗酸化物質をしっかり摂取することで、ヒトの細胞が酸化されることで起きるダメージを予防することが期待できるのです。 代表的な抗酸化物質にビタミンA、C、EやコエンザイムQなどがあります。次の章では抗酸化物質が豊富なおすすめレシピを3つ紹介します。

抗酸化物質で体内から元気に!紫外線ダメージを受けたら食べたいレシピ3選

山菜と牛肉の炒め物

春の味覚、山菜たっぷりレシピ! にんじんなど緑黄色野菜にはβ-カロテンという抗酸化物質が豊富に含まれます。 β-カロテンは必要に応じて体内でビタミンAに変わります。生では吸収されにくく、油と一緒にとることで吸収率を上げることがポイント。 また牛肉にはコエンザイムQという抗酸化物質が含まれます。 春の味覚を楽しみながら抗酸化物質をとるのにおすすめの1品です。 ▶「山菜と牛肉の炒め物」の作り方を見る

ピリ辛トマトスンドゥブ

まだまだ寒い日が多い今の季節におすすめの温かレシピ! トマトの赤い色素に含まれるリコピンは強い抗酸化作用があります。また豆腐には同じく抗酸化物質のイソフラボンがたっぷりです。発酵食品であるキムチにもビタミンCが豊富に含まれていますよ。 体を温めながら、抗酸化物質をとるのにおすすめの1品です。 ▶「ピリ辛トマトスンドゥブ」の作り方を見る

低カロリー!キウイ寒天

ダイエット中でもデザートが食べたい方におすすめのさっぱりレシピ! キウイには抗酸化作用の強いビタミンCが豊富です。ビタミンCは一度に大量にとっても排出されてしまうので、こまめにとるのがポイント。低カロリーで食物繊維が豊富な寒天と一緒なら、ダイエット中でも安心して食べられます。 ▶「低カロリー!キウイ寒天」の作り方を見る

最後に…

紫外線を正しく恐れて抗酸化物質をたくさん食べよう!

今回は紫外線を浴びて起こりうる影響や紫外線ダメージを予防するためにとるべき抗酸化物質について、おすすめレシピと一緒に紹介しました。夏以外の季節も気を抜くことなく、正しい知識を持って紫外線対策をしていきましょう。 【参考文献】 ・環境省「紫外線 環境保健マニュアル」 https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf(閲覧日2022年8月12日) ・健康長寿ネット「抗酸化による老化防止の効果」 https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka-yobou/kousanka-zai.html(閲覧日2022年8月12日)

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著者

寒川 祐美加(管理栄養士)

「人を良くすると書いて食」をモットーに関わった方々が健康で笑顔になれるようなお手伝いをしたいと想い、日々奮闘する管理栄養士。 学生時代、食生活を改善し健康の大切さを知ったことをきっかけに管理栄養士に。大学卒業後は、製薬会社で生活習慣病領域を担当。現在はその経験を活かして特定保健指導やコラムの執筆に従事しております。


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