【冬の紫外線対策!】キーワードは『ACE(エース)』を含む食材
紫外線と聞くと初夏から夏にかけて、対策を考えるという方も多いのでは?紫外線の強さは、時刻や季節、天候などによって大きく変わります。日本の気候では6月〜8月が最も紫外線は強く、冬の紫外線は夏に比べて弱いのが一般的です。しかし、降雪地帯に住んでいる方やウィンタースポーツをする方は要注意です。雪による反射で、紫外線は2倍近くの暴露量になってしまいます。今回は紫外線対策におすすめの食材を紹介します。
2024年01月17日
紫外線の影響とは
シミ・しわの原因の1つは紫外線
紫外線を多く浴び、メラニンが多くつくられるとシミやしわの原因に。さらに紫外線によるストレスは活性酸素を過剰につくり、肌の老化に影響します。 冬の紫外線は夏場に比べて弱いのですが、長時間浴びることによって肌のダメージにつながるため、冬場も紫外線対策は大切です。
紫外線対策で摂りたい栄養素と食材とは
抗酸化作用をもつビタミンACE
抗酸化作用をもつビタミンは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの3つがあります。それぞれの栄養素には、次のような働きがあります。
ビタミンA
活性酸素の発生を抑え、取り除く働きがある。 食材例:にんじん、ほうれんそう、こまつな、かぼちゃ、海藻類 など
ビタミンC
抗酸化作用に加え、メラニン色素の生成を抑える働きがある。たんぱく質と一緒に摂ると、コラーゲンの合成を助ける。 食材例:ブロッコリー、レモン、カリフラワー、キウイ、オレンジなどの柑橘類 など
ビタミンE
抗酸化作用に加え、細胞内で過酸化脂質がつくられるのを抑える働きがある。 食材例:アーモンド、落花生 など
取り入れ方のポイント
ビタミンには、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがあります。ビタミンAとビタミンEは、脂溶性ビタミンです。油との相性がよいため、炒めたり、ドレッシングをかけたりして食べると吸収率がアップします。ビタミンCは水溶性ビタミンです。水に溶けやすかったり、熱に弱いという特徴があるため、蒸したり、生で食べるのがおすすめです。
強力な抗酸化作用に注目したい「リコピン」
トマトに含まれる「リコピン」には、β-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍と言われる抗酸化作用があり、生より加工品のほうが吸収率は2〜3倍高まるとされています。生のトマトだけではなく、油を使った料理やトマトジュースなどの加工品として取り入れるのもよいでしょう。
まとめ
食事で紫外線対策を!
日光を浴びることは悪いことばかりではありません。丈夫な骨をつくったり、免疫力を高めたりするために必要なビタミンDは、日光を浴びることでつくられます。ビタミンDはきのこ類や魚などから補えますが、食事からだけで補うことは難しいため、適度な日光浴も大切です。季節を問わず、日頃の食事とスキンケアで紫外線対策を行うようにしてみてくださいね。 【参考文献】 ・環境省.紫外線環境保健マニュアル2020 2020年3月改訂版.(https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf)閲覧日2022年6月9日 ・厚生労働省.活性酸素と酸化ストレス.e‐ヘルスネット[情報提供].(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-003.html)閲覧日2022年6月8日 ・厚生労働省.抗酸化ビタミン.e‐ヘルスネット[情報提供].(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-008.html)閲覧日2022年6月8日
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著者
酒井 葉子(管理栄養士、東京糖尿病療養指導士)
幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、身体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事。食を通して、充実した毎日のサポートを行ってまいります。