【瀬戸内海の気候をいかした香川県のオリーブ栽培】オリーブの歴史と魅力的で豊富なオリーブ土産
香川といえばうどん!でももちろんそれだけではありません。国内のオリーブの約97%が香川で生産されていることをご存知ですか?今回はそんなオリーブの歴史や、種類が豊富で魅力的なオリーブ土産を紹介します。
2023年08月09日
オリーブとは?
香川のオリーブの名産地!
オリーブは瀬戸内海に位置する香川県の小豆島で主に栽培されています。小豆島は温暖で降水量が少なく、気候・風土がオリーブで有名な地中海沿岸に非常に似ています。香川県が日本有数のオリーブ名産地として知られる所以は瀬戸内独自の気候にありました。
オリーブと日本の歴史
最初に「オリーブオイル」が伝来!
オリーブは最初、オリーブオイルの形で日本にやって来ました。安土桃山時代にポルトガル人によってキリスト教と共に伝来したといわれています。その後、江戸時代の鎖国と共にオリーブオイルは国内でほとんど出回らなくなりましたが、オランダの医師や一部の蘭方医が薬として利用していたそうです。
オリーブの木は幕末にやって来た!
1860年代の幕末、オリーブの木はフランスから輸入し、横須賀などで植えられたのが最初だといわれています。 その後、日本各地でオリーブが植えられましたが、なかなかうまくいきませんでした。 そこで1908年、農商務省が三重・香川・鹿児島の3県を指定してアメリカから輸入した苗木で試作を始めました。その3県の中で唯一、香川県の小豆島だけが栽培に成功しました。現在でも日本でのオリーブ出荷量の約97%を香川県産が占めています。
種類が豊富!オリーブをいかした香川土産
オリーブオイル
なんといってもまずはオリーブオイル!国産の新鮮なオリーブオイルは料理に使うのも、そのままパンにつけて食べるのもおいしいです。
新漬けオリーブ
オリーブの初摘みが始まる10月頃から食べられる秋の味覚!オリーブの実を渋抜きして塩水に漬け込んだものです。オリーブ特有のフレッシュな香りと、濃厚な味が癖になります。おつまみとしてそのまま食べても、サラダの具材や天ぷらにしてもおいしいです。
オリーブ化粧品
オリーブオイルを原料として使った化粧品です。ビタミンE、ポリフェノールなどが多く含まれるので、健康な肌を保つ効果が期待されています。
オリーブを餌にして育ったオリーブハマチやオリーブ牛も!
抗酸化作用のあるオリーブの葉で育ったオリーブハマチは、酸化・変色しにくくさっぱりヘルシーな味わいが魅力的です。お刺身やあぶって食べると魅力が引き立ちます。 またオリーブ牛はオリーブに含まれるオレイン酸によってうま味が増し、柔らかい食感が魅力的です。 その他、豚や鶏などオリーブの餌で育ったブランド食材があります。
まとめ
香川県のオリーブを楽しもう!
国産オリーブの大半を占める香川県。オリーブ栽培の秘密は、地中海沿岸に似た瀬戸内の気候にありました。食卓でよく使用するオリーブオイルだけでなく、さまざまなオリーブをいかした食材・製品が魅力的です。この秋は香川県のオリーブ土産を楽しんでみませんか? 【参考文献 ・香川県「香川県とオリーブ」 https://www.pref.kagawa.lg.jp/noshishozu/noshi_olive/kagawa.html(閲覧日2022年4月14日) ・うどん県旅ネット「日本のオリーブ栽培発祥の地・小豆島」 https://www.my-kagawa.jp/feature/olive110/quality(閲覧日2022年4月14日) ・うどん県旅ネット「オリーブを使ったブランド食材&オリジナルお土産」 https://www.my-kagawa.jp/feature/olive110/food(閲覧日2022年4月14日) 82264928
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著者
寒川 祐美加(管理栄養士)
「人を良くすると書いて食」をモットーに関わった方々が健康で笑顔になれるようなお手伝いをしたいと想い、日々奮闘する管理栄養士。学生時代、食生活を改善し健康の大切さを知ったことをきっかけに管理栄養士に。大学卒業後は、製薬会社で生活習慣病領域を担当。現在はその経験を活かして特定保健指導やコラムの執筆に従事しております。