【ほっとひと息つきませんか?】中国茶の歴史と美味しい飲み方
新茶の季節がやってきました。日本茶のルーツでもある中国茶の歴史と美味しい飲み方を紹介します。
2023年08月31日
中国茶とは
お茶のルーツは中国茶?
中国茶とは、中国大陸と台湾で生産されるお茶の総称です。 中国茶には五千年の歴史があり、古くは唐の時代からその時々で親しまれていたことが文献に残されています。17世紀になると、ヨーロッパの探検家や宣教師が訪れるようになり、お茶の情報がヨーロッパなどに伝えられていきました。 今では、茶葉の生産量は世界で約315万トンにも達しており、世界の人々によって消費されています。
6つに分類される中国茶
中国茶の種類を細かく分類すると、数万種類もあるといわれています。製造方法と品質によって、大きく6つに分類され、「緑茶」、「黄茶」、「黒茶」、「白茶」、「青茶」、「紅茶」です。中国茶の中でも馴染みの深い烏龍茶は「青茶」に分類されています。
美味しいお茶を淹れるためには
茶葉選びと茶葉の量
美味しいお茶を淹れるためには、よい茶葉を選ぶようにしましょう。 保存状態が悪い茶葉や作り方が雑な茶葉では美味しくいただけません。よい茶葉を選ぶことが大切です。 そして、茶葉の1杯あたりの目安量は1.5〜3g程度です。お茶の種類や茶葉の大きさ、茶葉の細かさによって調整してみてくださいね。
水は軟水がおすすめ
中国茶を淹れる時は、クセの少ない軟水がおすすめです。軟水を使ってお茶を淹れると、茶葉の味や色、香りが際立ち、美味しくいただけます。
道具選び
お茶の種類によって、茶器を選ぶと美味しさが増します。 緑茶や花茶は、磁器の蓋碗や茶壷(急須)がおすすめです。青茶は、紫砂や朱泥の茶壷(急須)がよいでしょう。黒茶や紅茶は、厚みのある茶壷(急須)で美味しくいただけます。
中国茶の作法とは?
「蓋碗茶藝」と「茶壷茶藝」
中国茶の作法として、「蓋碗茶藝」と「茶壷茶藝」があります。 「茶藝」という言葉は比較的新しく、1970年代後半に台湾で生み出されたものとされています。「蓋碗茶藝」とは、蓋碗を使った本格的な淹れ方です。「茶壷茶藝」とは、茶壷(急須)を使った淹れ方があります。
作法通りでなくてもOK
地元の方たちは、中国茶を飲む時には、カジュアルな飲み方をしています。 緑茶などであれば、マグカップに茶葉をいれ、お湯を注いで浮いている茶葉を避けながら飲む方法がポピュラーとされています。
まとめ
お茶の時間を楽しみませんか
何かとストレスの多い現代です。丁寧にお茶を淹れる時間をつくり、気分転換に中国茶を楽しんでみませんか。 【参考文献】 ・中国茶について.日本中国茶協会(https://chinatea.org/chinesetea/).アクセス日2022年2月17日 ・中国茶の基礎知識.日本中国茶普及協会(http://china-t.org/basic/).アクセス日2022年2月19日
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著者
酒井 葉子(管理栄養士、東京糖尿病療養指導士)
幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、身体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事。食を通して、充実した毎日のサポートを行ってまいります。