【高知名物】甘くておいしい「ぽんかん」を食べよう!
初春に旬を迎える果物「ぽんかん」。コタツにみかんもすてきですが、たまには甘くておいしいぽんかんも楽しみませんか?今回は、高知名物のぽんかんについて管理栄養士が解説します。
2022年02月12日
ぽんかんってどんな果物?
高知県はぽんかんの名産地
高知県では、12月から2月にかけてぽんかんが収穫されます。 温暖多雨な気候に恵まれている高知県は、ぽんかんの全国有数の出荷量を誇ります。
ぽんかんの魅力は、甘くてジューシーであること
ぽんかんは、ほのかな酸味と強い甘みが特徴なので、子供から大人まで幅広い世代に愛されるおいしさです。果肉は柔らかくて果汁も多くジューシーで、香りがよいのも魅力的です。 皮がざらついているので、みかんよりも厚くてむきにくそうに見えますが、外皮は柔らかいため、手でむくことができます。少し種があるものの、果肉を包む薄皮ごと食べれますよ。
ぽんかんの歴史
ぽんかんは、インド北部が原産地の亜熱帯の果物です。日本へは1896年(明治29年)に伝わったとされています。 台湾総督府より、鹿児島県に苗木がもたらされたのが最初といわれています。
ぽんかんの種類
実は2種類に分けられる
スーパーの店頭では「ぽんかん」と表記されていることがほとんどですが、ぽんかんは形状によって「高しょう系」と「低しょう系」の2種類に分けられます。 高しょう形は、サイズが大きく腰高で球の形をしています。重さは150~180gくらいです。 低しょう系は、平べったくやや小さめで重さは100~150gほどです。
代表的なぽんかん
それぞれ代表的なものは、高しょう系では「吉田ぽんかん」「今津ぽんかん」「徳村ぽんかん」などがあり、低しょう系では「森田ぽんかん」「太田ぽんかん」などがあります。 見かけた際は、食べ比べてみても面白いかもしれませんね。
ぽんかんの選び方と保存方法
美味しいぽんかんとは
より美味しいぽんかんを食べるためには、選び方にもコツがあります。店頭では、ぽんかんの皮がみずみずしく、果汁を多く含んだ重いものを選ぶようにしましょう。
「浮皮」に注意
ぽんかんは「浮皮」といって、皮と果肉の間に隙間ができやすい果物です。しかし、フカフカしすぎているものは果肉の水分が少なく、食味が悪いことがあります。 そのため、ずっしり詰まったものを選び、皮が浮いた状態のものは避けたほうがよいでしょう。
ポリ袋に入れて保存しよう
ぽんかんは乾燥すると、皮がしぼんでしまい、味が落ちてしまいます。みずみずしいおいしさを保つためには、ポリ袋に入れて室内の涼しいところに保存しましょう。
まとめ
ぽんかんを食べよう!
初春に旬を迎える、甘くておいしいぽんかん。今回はそんなぽんかんの歴史や特徴、選び方のコツなどをお伝えしました。 ぜひぽんかんを手に取って、季節を楽しみましょう。 【参考文献】 ・農林水産省「甘くておいしい いろいろな国産みかん」 https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1701/spe1_04.html(閲覧日2021年12月10日) ・果物情報サイト 果物ナビ https://www.kudamononavi.com/zukan/citrus/ponkan(閲覧日2021年12月10日) ・JA高知 https://ja-kochi.or.jp/agriculture/products/fruit/869/(閲覧日2021年12月10日)
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著者
寒川 祐美加(管理栄養士)
「人を良くすると書いて食」をモットーに関わった方々が健康で笑顔になれるようなお手伝いをしたいと想い、日々奮闘する管理栄養士。学生時代、食生活を改善し健康の大切さを知ったことをきっかけに管理栄養士に。大学卒業後は、製薬会社で生活習慣病領域を担当。現在はその経験を活かして特定保健指導やコラムの執筆に従事しております。