【みんな大好き!】チーズの栄養とおすすめレシピ3選

【みんな大好き!】チーズの栄養とおすすめレシピ3選

発酵食品のチーズ。日本でもチーズの消費が増えていて、需要が伸びており、日本で生産加工されているチーズも増えてきています。今回は、チーズの種類や栄養、レシピをご紹介します。

2021年12月11日

チーズの豆知識

チーズの歴史

チーズの誕生は、紀元前3500年頃と言われています。チーズは保存食の1つで、家畜であるヤギや羊から絞られていたミルクをチーズとして食べられていました。長い歴史の中で現在のチーズの形になったのです。 日本には、仏教とともに朝鮮半島や中国から伝わったとされています。平安時代には栄養価の高さから珍重されて、身分の高い貴族にしか口にできないものだったそうです。

ナチュラルチーズとプロセスチーズ

ナチュラルチーズは、フレッシュタイプ、白カビ、青カビ、ウォッシュ、セミハード、ハードタイプがあります。 プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱加工して形成されたものです。スライスチーズやキャンディチーズなどがあり、日持ちがよく、品質が安定しています。

ナチュラルチーズの種類

フレッシュタイプのチーズは、カッテージ、クリーム、モッツァレラ。白カビタイプのチーズはカマンベールチーズ、青カビタイプのチーズはゴルゴンゾーラが有名です。セミハードタイプのチーズはゴーダやマリボーなどがあります。ハードタイプは、削って使うパルメザンチーズ、チェダーなどがあります。

チーズの栄養

各種チーズの栄養

牛乳の栄養がギュッと詰まったチーズは、ビタミンC、食物繊維以外の栄養がバランスよく含まれています。特徴的なビタミン、ミネラルは、カルシウムとビタミンB2。カルシウムは骨や歯の健康に関わる栄養素で、ビタミンB2は3大栄養素の代謝に関わる栄養素です。 水分量の多いフレッシュタイプのチーズに比べ、セミハード、ハードタイプのチーズはカロリーや脂質が多くなりますが、カルシウムやビタミンB2などの栄養価は高まります。

チーズの選び方のすすめ

カロリーを抑えたいときには、カッテージチーズがおすすめです。 少量でカルシウムを摂りたい場合は、ハードタイプのパルメザンがおすすめです。水分量が少ない分、カロリーや脂質は高くなるので、パスタなどの料理にふりかける量には注意しましょう。 プロセスチーズは、保存性や手軽さで優れているので、栄養を手軽に摂りやすいと言えます。カルシウム、ビタミンB2は、それぞれのナチュラルチーズの平均的な栄養素を含んでいます。

チーズを使った主菜レシピ3選

管理栄養士考案レシピ

チーズを使った主菜レシピを紹介します。チーズはカルシウムが不足しやすい食生活である日本人の、カルシウム源の1つ。料理に使うことで、摂りやすくなりますよ。

豚肉のキャベチーズ巻き

チーズとキャベツを豚肉で巻いた、ボリュームのある一品です。冷めても美味しく食べられるので、弁当にもおすすめのレシピです。 ▶豚肉のキャベチーズ巻き

カルシウムチーズつくね棒

骨の健康を考慮したチーズつくねのレシピです。カルシウムだけでなく、カルシウムの働きを助ける栄養素も考えられていますよ。 ▶カルシウムチーズつくね棒

枝豆とトマトのオムレツ

枝豆とトマトを使い、カラフルな見た目のオムレツです。こちらは、粉チーズを使って手軽に作れますよ。 ▶枝豆とトマトのオムレツ

チーズを食生活に取り入れよう

カルシウムを手軽に補おう

チーズは様々な栄養をまんべんなく含んでいる栄養価のよい食品です。日本人に不足しやすいカルシウムを多く含んでいるので、日常的に摂ることができるとよいでしょう。上手に料理に使うことで、補いやすいので、レシピを参考にしていてくださいね。 【参考文献】 ・QBB六甲バター株式会社/チーズの歴史 (https://www.qbb.co.jp/enjoy/cheese/history) 閲覧日:2021年9月6日 ・一般社団法人Jミルク/第7回チーズ学 (https://www.j-milk.jp/knowledge/nutrition/berohe000000efu5.html) 閲覧日:2021年9月24日 ・雪印メグミルク/チーズの種類 (https://www.meg-snow.com/cheeseclub/knowledge/jiten/shurui/) 閲覧日:2021年9月24日 ・「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)/カルシウム解説 (https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail660.html) 閲覧日:2021年9月24日 ・日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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著者

森本 芙好(管理栄養士)

管理栄養士。体調不調をきっかけに栄養学を学ぶ。 ダイエットの失敗を乗り越えた経緯から『なりたい自分』を目指す方の役に立ちたいと思い、現在は特定保健指導、コラム執筆に携わる。 自身の食事テーマは、美容に良く、おいしい食事を楽しく食べること。 ひとりひとりの価値観を大切に、自らを大切にするための身体にやさしい食事を提案することを目指しています。


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