【豚肉の豆知識と栄養】野菜も食べられるレシピ3種もご紹介

【豚肉の豆知識と栄養】野菜も食べられるレシピ3種もご紹介

やわらかく、コクやうま味のある脂肪が特徴の豚肉。角煮、トンカツなどいろいろな料理がありますよね。豚肉は部位によって、合う調理法、栄養が変わります。今回は、豚肉の栄養や野菜も一緒に摂れるレシピをご紹介します。

2022年01月27日

豚肉の豆知識

豚の種類

豚肉にはいくつか種類があります。日本の食卓に並ぶ豚肉は大型の交配種。黒豚で知られているバークシャーという品種も交配種の1つです。豚は生まれて180日程で肉となります。それに比べて黒豚は、発育が遅く、肉になるまで240日かかるそうです。

豚肉の部位と調理法

豚肉は牛肉に比べ、月齢が若い頃に出荷され、運動することも少ないことから、肉がやわらかいのが特徴です。 バラ肉は三枚肉とも呼ばれており、濃厚な味と脂肪のうま味があります。角煮、シチューなどにオススメな部位です。 肩ロースは歯ごたえ、コクがあります。焼き豚、生姜焼きなどに使用されることが多いです。 ロース肉は、歯ごたえもやわらかく、癖のない部位。しゃぶしゃぶやトンカツによく使われます。 もも肉はハムに加工されます。脂肪が少ないので、ローストポークや焼き豚に利用されることが多いです。 ヒレ肉は脂質が少なく、きめが細かくてやわらかい上級部位。トンカツやステーキに向いています。

豚肉の栄養

部位別チェック!

豚肉は選ぶ部位や皮下脂肪の有無によって、脂質やカロリーなどが異なります。カロリーを抑えたい場合は、脂質の少ないものを選ぶことや、脂肪を取り除いて使いましょう。

たんぱく質

豚肉はたんぱく質が豊富な食材です。たんぱく質は、筋肉、皮膚、髪などの材料となる栄養素です。健康維持のためには、毎食適量を摂ることが大切ですよ。

ビタミンB1

豚肉には、ビタミンB1が多く含まれます。ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変えるために欠かせないビタミンです。不足すると、エネルギー不足による疲労や、イライラの原因にもなってしまいます。

管理栄養士の考えた豚肉レシピ3選

野菜も一緒に摂れるレシピです

野菜に含まれる食物繊維は脂質の吸収を妨げてくれる働きが期待できます。豚肉と一緒に、不足しがちな野菜を料理に使いましょう。

アスパラの豚肉一本巻き

ビタミンB1の吸収を助けるアリシンを含む、にんにくをプラスすることもおすすめです。 ▶アスパラの豚肉一本巻き

混ぜて炒めるだけ!豚のしょうが焼き

豚肉料理の定番である生姜焼きには、たまねぎを加えて一緒に炒めることがおすすめです。肉のうまみがたまねぎにしっかりとしみておいしいですよ。 ▶混ぜて炒めるだけ!豚のしょうが焼き

豆苗と豚肉の簡単レモン蒸し

電子レンジで作れる簡単料理です。豆苗は年中出回るコスパのよい野菜です。熱も通りやすく、レンジ調理に適していますよ。 ▶豆苗と豚肉の簡単レモン蒸し

豚肉を上手に使おう

部位選びは重要

豚肉は部位により、栄養価が異なります。好みに合わせ、肉の部位を選んでみましょう。 【参考文献】 ・日本養豚協会/もっと知りたい!豚と豚肉/養豚の基礎知識 (https://jppa.biz/story/morepig/) 閲覧日:2021年9月9日 ・厚生労働省/e-ヘルスネット情報提供/食物繊維 (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html) 閲覧日:2021年9月9日 ・日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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著者

森本 芙好(管理栄養士)

管理栄養士。体調不調をきっかけに栄養学を学ぶ。 ダイエットの失敗を乗り越えた経緯から『なりたい自分』を目指す方の役に立ちたいと思い、現在は特定保健指導、コラム執筆に携わる。 自身の食事テーマは、美容に良く、おいしい食事を楽しく食べること。 ひとりひとりの価値観を大切に、自らを大切にするための身体にやさしい食事を提案することを目指しています。


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