【研究結果から学ぶ!】ハムやウインナーなどは健康にどう関係するの?
忙しい日々の中で、手軽に使えるウインナーやベーコンなどの加工肉。食べる量が多いほど、健康に影響する可能性があることが分かったという研究があります。加工肉は便利ですが、健康も大切ですよね。加工肉と上手に付き合っていく方法を、管理栄養士が解説します!
2021年07月25日
研究結果から学ぶ
研究結果
カナダ・マクマスター大学などの研究報告より、ウインナーやベーコンなどの加工肉の摂取が多いほど、脳梗塞や心筋梗塞などの心血管疾患のリスクは上昇することがわかりました。加工されていない牛肉、豚肉、鶏肉などの摂取は心血管疾患のリスクとは関係なかったということです。
加工肉とは?
手軽に使える加工肉
加工肉とは、ハムはウインナーなどです。加工肉は未加工の肉を品質保存、有効利用、安定供給を目的として加工、処理されます。色や味などの嗜好性だけでなく、手軽に調理できる便利さを考えられたものもあります。未加工の肉とどのように栄養価が変わるのかチェックしてみましょう。
加工肉と肉の違いをチェック
加工肉の特徴としては、保存のためにリンや塩分などを添加して作られるため、これらの含有量が多くなるという点です。 また、脂質の多さは、加工される前の肉がもも肉やバラ肉など、どの部位を使っているかで変わります。
食べる頻度や量を考えよう
便利なことは確かです
加工肉は心血管疾患のリスクを上げるようですが、忙しい日々のなかで便利に使える食品ですよね。加工肉と上手に付き合うためには、食べる量や頻度には注意してみましょう。
頻度や量を減らす
週半分以上食べているなど、食べる頻度が高い場合は、頻度や1回あたりの量を見直してみることもよいでしょう。加工肉に比べ少し手間はかかりますが、冷凍された未加工の肉などを選ぶこともよりよい選択の1つです。 ベーコン、ウインナーなどの肉加工品を、より加工度が少ないサラダチキンなどに変えることもおすすめです。
思い切って違う食材に変える
加工されていないものに変える方法として、肉以外の選択をすることもよいでしょう。煮豆、豆腐、納豆、魚の水煮缶など、手軽に食べられるものをストックすることもおすすめです。
作り置きしておく
調理して作り置きしておけば、手軽に未加工の肉を食べることができます。 休日など時間がある時に、茹でておいた肉を冷蔵庫や冷凍庫に保存するなど、作り置きを上手に利用することもおすすめです。
手軽に使えるものを選ぼう
選び方次第で変えられる
加工肉は食べる頻度を低くした方がよいことが分かりました。選ぶもの、食べる量などにより、手軽に加工肉の食べる量を減らすことができます。便利なものを、上手に賢く利用していきたいですね。 ・LINK de DIET/加工肉が死亡と心血管疾患のリスクが高いことに関連 (https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=74772&-lay=lay&-Find.html) 閲覧日:2021年5月18日 ・厚生労働省/e-ヘルスネット 情報提供/加工食品 (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-017.html) 閲覧日:2021年5月18日 ・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?
まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
- 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
- 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
- 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
- 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス
著者
森本 芙好(管理栄養士)
管理栄養士。体調不調をきっかけに栄養学を学ぶ。ダイエットの失敗を乗り越えた経緯から『なりたい自分』を目指す方の役に立ちたいと思い、現在は特定保健指導、コラム執筆に携わる。自身の食事テーマは、美容に良く、おいしい食事を楽しく食べること。ひとりひとりの価値観を大切に、自らを大切にするための身体にやさしい食事を提案することを目指しています。