【彩りをプラス】とうもろこしの栄養とレシピ5選
とうもろこしはポップコーンやジャイアントコーンなど、様々な種類があります。私たちが野菜として食べているのは「スイートコーン」。今回はその魅力とレシピを紹介します!
2021年06月11日
とうもろこしの豆知識
豆知識
とうもろこしはコロンブスがヨーロッパに持ち帰ったことで、世界各地で栽培されるようになったそうです。日本では明治時代に北海道開拓をキッカケに栽培が始まりました。 夏が旬の野菜、とうもろこしは、4月頃から出荷数が増え、7月がピークとなり、徐々に出荷が減っていきます。
選び方
とうもろこしは鮮度が落ちやすい野菜です。皮つきで色が鮮やかな緑色のものを選ぶとよいでしょう。ひげの色が茶色いものは完熟しており、ふさふさしているほど粒が沢山ついています。新鮮なものは水分をたっぷり含んでいるので、手で持って重みを感じるものを選ぶことがおすすめです。
茹で方と保存方法
茹でる場合は、薄皮を付けたまま水から火にかけます。沸騰して3分でざるにあげ、余熱で仕上がります。保存をする際は、鮮度落ちを防ぐために生のままではなく、茹でてぴったりとラップに包んでから冷蔵庫に保存しましょう。
とうもろこしの栄養
主な栄養素をチェック!
とうもろこしは、炭水化物が豊富な野菜類です。100g中のキャベツの食物繊維は1.8g、レタス1.1g。とうもろこしの方が食物繊維を多く含んでいるのです。食物繊維は腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、肥満や生活習慣病予防などに役立ちます。
様々な栄養素を含んでいる
とうもろこしは際立って特定の栄養素が豊富に含まれるわけではありませんが、バランスよく様々なビタミン、ミネラルを含んでいます。
代謝にかかわるビタミンB群をチェック!
ビタミンB群は代謝に関わるビタミンです。水溶性ビタミンなので、調理法や保存方法でビタミンの含有量が変わります。 茹でるよりも電子レンジ調理の方がビタミンB群の損失は少なく、缶詰よりも冷凍の方がビタミンB群の含有量が多いです。栄養をより多く摂るためには、調理法や選び方を考慮するのもよいでしょう。
とうもろこしを使ったレシピ5選
食卓に彩りをプラス
食事は栄養だけでなく、彩りなどの見た目を飾ることも大切です。五感の1つである視覚からのおいしさを、とうもろこしの鮮やかな黄色で飾りましょう。
とうもろこしとハトムギのカレースープ
食物繊維が豊富なとうもろこし、セロリ、ハトムギを使ったスープです。食感がよいので、よく噛んで食べることができそうですね。 ▶「とうもろこしとハトムギのカレースープ」レシピはこちら!
枝豆ととうもろこしのさっぱりピクルス
はちみつを使用したピクルスです。暑くなるとさっぱりした味の副菜がほしくなりますよね。常備菜としても活躍できますよ。 ▶「枝豆ととうもろこしのさっぱりピクルス」レシピはこちら!
キャベツとグリーンピースの柚子胡椒サラダ
キャベツ、グリーンピースの緑色にとうもろこしの黄色が彩りのアクセントに。お肉や魚料理に添えると、彩りがよくなりますよ。 ▶「キャベツとグリーンピースの柚子胡椒サラダ」レシピはこちら!
枝豆コーンの彩りおにぎり
ピクニックなどのお弁当にいかがでしょうか。お弁当のふたを開け、彩りのよいおにぎりが目に映ると楽しいですよね。 ▶「枝豆コーンの彩りおにぎり」のレシピはこちら!
カラフル野菜のキラキラオードブル
カラフルな野菜とゼラチンを使ったオードブルです。ゼリーを固めるのに時間はかかりますが、あまり手間はかかりません。休日、イベントなどにおすすめです。 ▶「カラフル野菜のキラキラオードブル」のレシピはこちら!
カラフルな黄色を食卓に並べよう
とうもろこしの彩りを賢く使おう
様々な栄養素を含むとうもろこし。鮮やかな黄色が食事を飾り、視覚でも食事を楽しめます。主食、主菜、副菜にちょっと加えるだけで、彩りをプラスできるところもよいですよね。 これからの出荷のピークをむかえるとうもろこしを食卓に並べてはいかがでしょうか。 【参考文献】 ・JAグループ/野菜の力をもっと知る/とれたて大百科/夏の旬野菜トウモロコシ (https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=26) 閲覧日:2021年4月14日 ・厚生労働省/e-ヘルスネット情報提供/腸内細菌と健康 (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html)閲覧日:2021年4月14日 ・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
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著者
森本 芙好(管理栄養士)
管理栄養士。体調不調をきっかけに栄養学を学ぶ。ダイエットの失敗を乗り越えた経緯から『なりたい自分』を目指す方の役に立ちたいと思い、現在は特定保健指導、コラム執筆に携わる。自身の食事テーマは、美容に良く、おいしい食事を楽しく食べること。ひとりひとりの価値観を大切に、自らを大切にするための身体にやさしい食事を提案することを目指しています。