【食材の宝庫!宮崎】夏におすすめな「太陽のタマゴ」の魅力
宮崎は美味しい食材が豊富です。夏におすすめしたい食材の1つとしてマンゴーがあります。宮崎のマンゴーは「太陽のタマゴ」としてブランド化されていることはご存知の方も多いですよね。甘くてジューシーな味が特徴の「太陽のタマゴ」。美味しいだけではない、夏におすすめのマンゴーの魅力と食べ方のポイントを紹介します。
2021年06月12日
宮崎といえば「太陽のタマゴ」
国産マンゴーの中でも宮崎の「太陽のタマゴ」は有名です。宮崎のマンゴーは4~8月にかけて出荷のピークを迎えます。ひと言にマンゴーと言っても様々な品種があります。 東南アジアでは「ペリカンマンゴー」が広く栽培されており、果皮が黄色で果肉は鮮黄色、味はやや酸味が強めです。宮崎のマンゴーは台湾などでも栽培されている「アップルマンゴー」の一種である「アーウィン」という品種です。ペリカンマンゴーとは異なり、皮が赤く、甘みが強いのが特徴です。 宮崎では昭和59年頃からマンゴーの生産が始まりました。昭和62年頃になると完熟して自然に落果する果実をネットで受けて収穫する「ネット収穫法」が確立し、県内各地で生産が進められました。宮崎のマンゴーはミツバチによって受粉を行い、1本の木に何万もの花を咲かせた中から数個に実が実ります。 「ネット収穫法」は2~3本の枝から1個の実を厳選します。他は摘果し、厳選された1個を大きく育てていきます。完熟間近になると1個1個のマンゴーに丁寧にネットをつけていき、自然にネットに落ちたマンゴーを収穫します。 収穫されたマンゴーの中でも、糖度15度以上、1玉350g以上、見た目の赤色が美しく、傷がないという厳しい基準をクリアできたものだけが「太陽のタマゴ」と名付けられます。
栄養
マンゴーの1日の摂取目安量は1/2個くらいです。この1/2個の中には夏に摂りたい栄養素が豊富に含まれています。 その代表がカロテンです。カロテンには細胞の老化を抑える働きがあります。さらに同じく抗酸化作用のあるビタミンCも含んでいます。夏の日差しでダメージを受けた肌にはうれしい栄養素です。 また、むくみ予防が期待できるカリウムや貧血予防に欠かせない葉酸、腸内環境を整える食物繊維、糖質や脂質の代謝にかかせないビタミンB群などが豊富に含まれています。夏の美容食材として、マンゴーはおすすめの果物です。
美味しく食べる
美味しいマンゴーの見分け方
新鮮なマンゴーは傷や斑点がなく、果皮にハリがあるものです。さらに、ずっしりと重みがあり、触るとややべたついているものが美味しさのサインです。果肉が太ももよりやや硬めくらいが食べごろになります。黒い斑点がでてきたら鮮度が落ち始めているため、早めに食べるようにしましょう。
保存方法
基本は常温保存です。既に熟しているものはラップに包み、フルーツキャップがあればフルーツキャップをかぶせ、紙袋にいれて野菜室で保存します。熟していないものは冷やすと追熟が進まなくなるため、冷やさずに常温で保存しましょう。
切り方のポイント
マンゴーを格子状に切るためには、果皮をつけたまま平らに寝かします。へた側から包丁を入れ、3枚におろすように切り、種をはずします。皮を切らないように果肉に包丁で格子状の切れ目を入れ、果肉を押し上げてお皿に盛りつけましょう。
まとめ
宮崎の「太陽のタマゴ」は味も見た目も厳選された国産マンゴーです。夏に摂りたい栄養素を豊富に含むマンゴーで、南国気分を楽しんでみませんか。 【参考文献】 ・文部科学省/食品データベース/果実類・マンゴー・生 閲覧日:2021年4月12日 ・宮崎県経済農業協同組合連合会/宮崎県農畜産物/マンゴー(http://www.kei.mz-ja.or.jp/mhyakka/1498/)閲覧日:2021年4月11日 ・株式会社農経新聞社/改訂10版野菜と果物の品目ガイド/マンゴー
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著者
酒井 葉子(管理栄養士、東京糖尿病療養指導士)
幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、身体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事。食を通して、充実した毎日のサポートを行ってまいります。