【いつもの料理にちょい足し!】ダイエットにも効くレモンの魅力
レモンと言えば、唐揚げなどの揚げ物に添えてあることが多く、あまり料理に使用したりそのまま食べたりする機会は多くないかもしれません。しかし、レモンにはビタミンCを始め、美容や健康に優れた栄養素がたくさん含まれているので、積極的に取り入れたい食材の1つです。今回は、レモンに豊富な栄養素とその健康効果、おすすめレシピをご紹介します!
2021年04月24日
レモンに豊富な4つの栄養素と健康効果とは?
1、美肌へのアプローチ「ビタミンC」
コラーゲンの合成を促すビタミンCは、美肌には特に欠かせない栄養成分です。肌にハリやツヤを与えるだけでなく、メラニンの生成を抑制することからシミやそばかすの予防にも役立ちます。さらに、免疫力をアップさせる効果も期待できます。
2、酸味のもと「クエン酸」
レモンを食べて「すっぱい」と感じるのは、クエン酸という酸味の成分によるもので、疲労回復効果が期待できます。さらに、レモンの酸味と糖質による甘みを合わせた食品(はちみつレモンなど)には、血中の乳酸を除去する作用があるとされています。 乳酸は、運動後などに細胞内に蓄積されやすく、疲れや痛みなどを引き起こす要因となる物質です。運動後にクエン酸を摂取することで、乳酸が除去され、疲れや痛みなどによる運動パフォーマンスの低下を予防する効果が期待できます。
3、爽やかな香り成分「リモネン」
レモンの爽やかな香りのもととなっているリモネンは、レモンだけでなく柑橘類に共通している香り成分で、気分をリラックスさせる効果が期待できます。また、交感神経を活性化させる働きがあるため、血流をよくし代謝がアップすることでダイエット効果も期待できます。 リモネンは皮に多く含まれているので、はちみつ漬けや砂糖漬け、塩レモンなどのように皮ごと使用する調理方法を選ぶと、リモネンを無駄なく摂取することができます。
レモンの取り入れ方
味のアクセントや彩りに
爽やかな香りと酸味が特徴的なレモンは、塩味を引き立ててくれるので、料理に取り入れると少ない塩味でもおいしく食べられ、減塩にもつながります。レモンの果汁を使ってドレッシングにしたり、輪切りやくし切りにして料理に添えたりすると、風味や見た目が華やかになります。レモン果汁のみを使用する場合は、レモン果汁100%として売られているものを使用すると便利ですよ。 【隠し味にも◎】ちょい足しでワンランク上の味へ!余ったジャムの活用法
輸入品と国産品がある
レモンには外国産の輸入品のものと国産のものが売られていますが、外国産のレモンには防カビ剤や農薬が使用されていることが多く、水では洗い流せません。日本では、それらを使用する場合は食品添加物として表示義務があるので、皮ごと摂取する場合はそれらが使用されていない国産のものを選ぶとより安心です。 【マンネリ気味なときに◎】調味料&薬味の「ちょい足し」活用術
レモンを使ったおすすめレシピ
サーモンのレモンバターソテー
レモン汁とバターを合わせたレモンバターソースは、コクと酸味の相性バツグン。魚料理や肉料理、パスタなどにもよく合います。バターの塩気があるので、鮭は生鮭を使用してくださいね。 ▶「サーモンのレモンバターソテー」レシピはこちら
万能☆塩レモン
レモンの爽やかな香りと酸味がクセになる、万能調味料です。煮沸消毒した清潔な瓶で保存すると、3ヶ月程日持ちします。油を加えてドレッシングにしたり、魚や肉料理の下味にしたりなど、色々なアレンジができますよ。 ▶「万能☆塩レモン」レシピはこちら
ボイルチキンと塩レモンのサンド
「万能☆塩レモン」を使用したアレンジレシピです。ボリュームがありながらもさっぱりと食べられるメニューです。 ▶「ボイルチキンと塩レモンのサンド」レシピはこちら
大人のリラックスタイム!ホットフルーツティー
ほっと一息つきたい時やダイエット中にもおすすめのドリンク。紅茶にひと手間加えて、ビタミンやミネラル、食物繊維が補えます。フルーツの爽やかな香りや風味、はちみつの優しい甘さの温かいフルーツティーで、心も身体も温まりますよ。 ▶「大人のリラックスタイム!ホットフルーツティー」レシピはこちら
水切りヨーグルトで!ふわふわフロマージュ
チーズではなくヨーグルトを使用するので、低カロリーに仕上がります。ヨーグルトは水切りをすることで、クリームチーズのようななめらかな舌触りになります。レモンの皮をすりおろして加えることで、爽やかなさっぱりとした味わいになりますよ。 ▶「水切りヨーグルトで!ふわふわフロマージュ」レシピはこちら
まとめ
レモンには、香りや酸味だけでなくうれしい健康効果が期待できます。レモンはさまざまな食材や料理と相性がよいので、ご紹介した塩レモンを常備しておくと、料理のバリエーションがぐっと広がりますよ。他にもご紹介したレシピをぜひ参考にしてみてくださいね。 【参考文献】 ・JAグループ/春・冬の旬野菜レモン (https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=82) 閲覧日:2021年2月17日 ・一般財団法人 食品分析開発センター SUNATEC/レモン類に含まれる健康機能性成分について (http://www.mac.or.jp/mail/190201/01.shtml) 閲覧日:2021年3月25日
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著者
佐藤 友香(管理栄養士)
1992年生まれ、福島県出身、東京都在住。1児の母。大学卒業と同時に管理栄養士の資格を取得後、保育園にて勤務。離乳食、乳幼児食、アレルギー食に携わり、栄養相談や食育活動も得意分野。現在はフリーランスとして栄養に関するコラム執筆を中心に活動。