【3月22日は世界水の日】軟水と硬水の違いとおすすめの飲み方

【3月22日は世界水の日】軟水と硬水の違いとおすすめの飲み方

今日は「世界水の日」です。水資源の開発や保全のための普及啓発を行う日として設けられています。私たちの身近にある水は、大切な資源であり、体調を整えるうえで欠かせません。代謝を上げるための水の摂り方や、軟水と硬水の使い方を紹介します。

2022年03月22日

こまめな水分補給で代謝アップ

身体のおおよそ60%は水

年齢とともに変化はありますが、私たちの身体のおおよそ60%は水でできています。飲んだ水分は腸で吸収され、全身にいきわたり、水と一緒に酸素や栄養素が全身に運ばれていきます。潤いのある肌を目指すには表面から水分を補うだけでは細胞の中まで行き届かないため、しっかりと水分を摂ることが大切です。水分が補われることで肌の新陳代謝が促されます。 さらに、水分を摂ると筋肉に血液が送り込まれやすくなり、効率よく筋肉量を増やすことができます。筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、やせ体質につながります。

水分補給のタイミング

こまめに摂るのがおすすめ

水や麦茶などをこまめに摂るようにしましょう。身体のなかの水分が失われると喉の渇きや運動能力の低下、食欲不振、イライラ、疲労に繋がっていきます。脱水が続くと喉の渇きも感じなくなり、頭痛やめまいなどにもつながっていきます。 甘みのあるジュースなどは、濃度が高いため吸収に時間がかかります。さらに、アルコールやカフェインを含むコーヒーやお茶などは利尿作用があり、水分補給としては適さないため、リフレッシュしたい時に飲むようにしましょう。 <水分補給のタイミング> ▢ 寝る前  ▢ 起床時  ▢ 運動中やその前後  ▢ 入浴前後 ▢ 喉が乾く前(食事や作業の合間など)

好みに合わせて使い分けよう

軟水と硬水の違い

水は大きく軟水と硬水の2つに分けられています。これは、水のなかに含まれているカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの濃度によって分けられているのです。硬水を飲んだ時に癖が強いと感じるのは、軟水に比べてカルシウムやマグネシウムなどを多く含んでいるからです。 水からしっかりミネラルを補いたいという方には硬水、癖が少ないほうが好みという方には、ミネラルが少ない軟水がおすすめです。水は物の香りや味を引き出す働きがあるため、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。

おすすめの軟水の摂り方

軟水は硬水より香りや味を引き出す働きがあります。紅茶やウィスキーを飲む時、ご飯を炊く時などに使うとそれぞれの風味や味わいをより楽しむことができます。さらに、軟水を使って昆布やかつおから出汁を取るとうまみ成分であるグルタミン酸やイノシン酸が抽出され、よりうま味のある出汁に仕上がります。

おすすめの硬水の摂り方

肉料理を煮込む時には、硬水がおすすめです。軟水を使うと肉の臭みが出てしまいますが、硬水だと肉のたんぱく質とカルシウムが結びつき、アクが抜け、美味しく仕上げることができます。

好みによって飲み分けよう

コーヒーや緑茶は好みに応じて飲み分けるとよいでしょう。 コーヒーは焙煎方法に応じて軟水と硬水を使い分けましょう。浅煎りの豆を使うときは軟水を使うことで豆本来のさっぱりした味でより香りを楽しむことができます。深入りの豆を使うときには硬水を使うと、渋みがカルシウムと結びつき、苦みや渋みが除かれ、まろやかでコクがでます。 緑茶は、渋みや苦みを楽しみたい時は軟水、マイルドに味わいたい時は硬水を使用すると好みの味を楽しむことができます。

まとめ

水を飲むことを意識してみませんか

私たちの生活で水は欠かせないものです。また、好みや用途に応じて軟水と硬水を使い分けることで、そのもの自体の美味しさアップにつながります。こまめに水分補給を行い、代謝のよい身体を作っていきましょう。 【参考文献】 ・総務省統計局/なるほど統計学園/親しむ/今日は何の日?/3月22日 世界水の日(https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d0322.html)閲覧日:2021年1月23日 ・厚生労働省/政策について/分野別の政策一覧/健康・医療/健康/水道対策/「健康のため水を飲もう」推進運動(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html)閲覧日:2021年1月23日 ・一般社団法人日本ミネラルウォーター協会/Q&A集(https://minekyo.net/publics/index/7/)閲覧日:2021年1月23日

【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?

まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!

  • 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
  • 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
  • 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
  • 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス

著者

酒井 葉子(管理栄養士、東京糖尿病療養指導士)

幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、身体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。 大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事。食を通して、充実した毎日のサポートを行ってまいります。


カテゴリ別ニュース