【春を告げる野菜】三つ葉の栄養パワーとおすすめレシピ3選
料理に爽やかな風味と、彩りをプラスする食材として重宝されている三つ葉。メインとして使われることは少ないのですが、美味しさを格段にアップさせる野菜ですよね。実は、三つ葉には健康や美容にうれしい栄養が多く含まれています。今回は、三つ葉に秘められた栄養パワーとおすすめレシピを紹介します。
2024年02月19日
三つ葉の基礎知識
三つ葉の特徴
三つ葉はセリ科ミツバ属の野菜で、12月~4月に多く出回ります。爽やかな香りが特徴で、「日本のハーブ」とも呼ばれています。
三つ葉の歴史
三つ葉は日本や中国が原産の野菜で、古くから山などに自生していたものを摘み取って食用されていました。日本では1720年ごろから栽培されるようになり、現在ではほとんどの三つ葉が水耕栽培によって栽培されています。
三つ葉の種類
糸ミツバ:スーパーなどで販売されている、最も一般的なミツバです。ウレタンに種をまき、肥料を溶かした液で水耕栽培されウレタンがついたまま出荷されます。根元まで日光にあてて栽培するため根まで緑に色づき、香りも豊かになります。 切りミツバ:日光にあてずに栽培したもので、白くて細い柔らかい茎が特徴です。根元をカットし、束ねて出荷されるので切りミツバと呼ばれています。 根ミツバ:畑に植え、日光にあてないよう土を寄せて栽培したもので、根がついたまま出荷されます。糸ミツバよりも茎が太く、シャキシャキとした歯ごたえがあります。
三つ葉の栄養効果
抗酸化ビタミンでアンチエイジング
三つ葉には、抗酸化作用のあるビタミンCやβ-カロテンが豊富に含まれています。抗酸化作用によって体内で過剰に発生した活性酸素が除去され、老化予防や生活習慣病の予防に効果が期待できます。
カルシウムで骨を丈夫に
三つ葉に豊富なカルシウムは、骨を丈夫に保つのに役立つ栄養素です。カルシウムは日本人の食生活において不足しやすく、特に女性は閉経後はホルモンバランスの変化により骨粗しょう症のリスクが高まります。できるだけ早いうちから、意識してカルシウムを摂りたいですね。 【健康維持にも◎】和食と牛乳を組み合わせる「乳和食」とは?
三つ葉の香りでストレス解消
三つ葉の特徴である爽やかな香りには、神経の興奮をしずめ、ストレス解消に役立つといわれています。また、胃腸の働きを活性化するともいわれており、胃もたれ予防にも効果が期待できます。 【管理栄養士が教える!】ストレス解消に役立つ食事の摂り方
三つ葉を使ったおすすめレシピ
豚肉と根菜の和風ホットサラダ
歯ごたえのある根菜をたっぷり使ったホットサラダです。豚肉も入っておりボリューム満点なので、食事のメインになるサラダです。三つ葉の風味や食感がアクセントになります。 ▶「豚肉と根菜の和風ホットサラダ」のレシピはこちら
あじとお麩のグリル。香味タレ
三つ葉や長ネギ、しょうがなどの風味のよい野菜を使った香味タレが、香ばしくグリルしたアジや車麩と相性抜群です。香味野菜を取り入れることで、塩分控えめでも満足感のある味に仕上がり、減塩につながります。 ▶「あじとお麩のグリル。香味タレ」のレシピはこちら
白菜とみつばのみそ汁
白菜と三つ葉を使ったシンプルなみそ汁です。汁物を食事に加えることで空腹感が落ち着くので、食べ過ぎ予防に効果的です。 ▶「白菜とみつばのみそ汁」のレシピはこちら
まとめ
もっと三つ葉を楽しもう!
三つ葉は風味や彩りがよく、さまざまな栄養が豊富に含まれている野菜です。今まであまり料理に使うことがなかった方も、三つ葉を取り入れ、新たな魅力を見つけてみてはいかがでしょうか。 【参考文献】 ・JAグループ ミツバ (https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=18)アクセス日:2020年12月3日 ・農事組合法人 大久保園芸 みつばについて (https://www.okubo-engei.or.jp/mitsuba.html)アクセス日:2020年12月3日
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。