【色が変化する珍しいお茶】赤い日本茶「サンルージュ」をご紹介します！

珍しい日本茶「サンルージュ」を知っていますか？赤い色をしていて、しかも酸度によって色が変化するお茶なんです！緑茶には含まれない栄養価にも注目です。ぜひ一度飲んでいただきたい新しいお茶をご紹介します。

2021年01月17日

赤い日本茶「サンルージュ」をご紹介します！

「サンルージュ」はどんなお茶？

サンルージュの茶葉は、緑茶と違い赤い色をしています。最大の特徴は、抽出液に酸を加えると、液の色が変化するということ。酸度によって、濃い赤から淡いピンク色へと色合いを変えます。この珍しい日本茶は2011年に品種登録されたばかりの新しいお茶です。

どこで作られているの？

サンルージュは寒さに弱いため、気温の高い地域での栽培が適しています。現在は鹿児島県の徳之島で生産をしています。日差しがたっぷりと注ぐ温暖なこの地が、サンルージュの栽培に合っているようです。徳之島はこの珍しい赤い日本茶作りに、島全体で力を入れて生産しているようです。

収穫のタイミングが1日？

サンルージュの茶葉は、たくさんの日差しを浴びることで赤く色づいていきます。茶葉が最も赤くなったときに収穫をするのですが、そのピークを迎えるのがたった1日と言われています。そのタイミングを逃すと、茶葉の色がどんどん褪せていくそうです。収穫の最高のタイミングを逃さないように、手間暇かけて、全力を注いで育てているようです。

サンルージュの成分がすごい！

アントシアニンが豊富！

まさにサンルージュの特徴である、「赤色」の色素成分がアントシアニンです。アントシアニンはブルーベリーやぶどうに含まれていることで有名ですが、サンルージュにも多く含まれています。他の日本茶には少ない成分です。アントシアニンには抗酸化作用があり、活性酸素による酸化作用を抑える働きをします。このことが老化や免疫力低下を抑えることにつながっています。またアントシアニンは、眼精疲労や、視力の低下予防に効果があると期待されています。

カテキンも豊富！

緑茶に多く含まれるカテキンは、サンルージュにも含まれます。カテキンはお茶の苦み成分です。カテキンはアントシアニンと同じく抗酸化作用があり、これらを一緒に摂ると効果が上がります。また、カテキンには抗菌作用やコレステロール低下作用などの働きが期待されています。ノンカフェイン派の方へ！ほうじ茶やむぎ茶を取り入れてみませんか？

サンルージュおすすめの飲み方

リラックスタイムにぴったり

そのままでももちろん飲むことができますが、レモンやフルーツなどで酸を加えて、鮮やかなピンク色にして飲むのがおすすめ。ガラスのポットやカップに入れるととてもキレイで、目からの癒し効果もあり、リラックスできます。蜂蜜や黒糖などで少し甘味をプラスしたり、生姜やシナモンなどを加えてもいいですよ！【奈良県の名産品】独特な気候が生んだ「大和茶」は奥深い旨味が魅力！

「サンルージュ」ぜひ飲んでみてくださいね！

お茶の色も楽しみましょう

私達はお茶を日常的に飲みますが、色を楽しむことは、あまりしていなかったことだと思います。色の栄養効果を摂りながら、目でも楽しんで飲んでみましょう！【参考文献】・農研機構/研究情報/サンルージュ (https://www.naro.affrc.go.jp/project/results/research_digest/digest_kind/digest_cereals/051825.html)閲覧日:2020年11月12日・日本製紙グループ/事業内容アグリ事業/サンルージュ (https://www.nipponpapergroup.com/sunrouge/)閲覧日:2020年11月12日