【7月27日はすいかの日】夏の風物詩!すいかに秘められた栄養パワー
夏を代表する果物であるすいかは、シャリッとした食感とさっぱりとした甘みが魅力です。すいかは、美味しいのはもちろんですが、夏に摂りたい栄養素が豊富に含まれています。そこで今回は、すいかの基礎知識とすいかに含まれる栄養パワーについて紹介します!
2022年07月27日
すいかの基礎知識
7月27日はすいかの日!
すいかの特徴といえば、緑と黒の縦縞模様の皮ですね。皮の縦縞模様を網に見立て、「7」「27」を「夏の網」と呼ぶ語呂合わせから、7月27日はすいかの日として制定されました。 毎年、この日には日本各地ですいかに関連したイベントが催され、多くの人がすいかの美味しさを楽しんでいます。
すいかの歴史
すいかの歴史はとても古く、2500万年以上前にアフリカで誕生したと言われています。そして、4000年前にエジプトで栽培されるようになり、3000年前にはギリシャ、紀元前にはローマに伝わり、中央アジアや中国などさまざまな地域に広まりました。すいかは西から伝わってきたため、漢字では「西瓜」と書かれるようになったと言われています。 日本にすいかが伝わってきた経緯には諸説あり、長崎を訪れたポルトガル人がかぼちゃと一緒に持ち込んだという説や、鳥獣戯画にすいからしき果物が描かれていることから、平安時代からすでに日本にあったという説もあります。 日本ですいかの栽培が始まったのは、江戸時代の後期からです。明治時代になるとさまざまな品種がアメリカから伝わり、品種改良がくわえられ日本の風土や気候に合った、現在の美味しいすいかができあがりました。
すいかの栄養効果
リコピンで美肌&美白!
すいかの赤い果肉にはリコピンが豊富に含まれています。リコピンには強い抗酸化作用があり、体内の過剰な活性酸素を除去することで細胞の酸化を予防し、美肌や美白効果が期待できます。紫外線の影響が強く、お肌にダメージが蓄積されやすい夏場には、しっかりと摂りたい栄養素ですね。
シトルリンでむくみ解消!
シトルリンはスイカから発見されたアミノ酸の一種です。血流を改善する働きがあり、むくみ解消や冷え性予防などの効果が期待できます。エアコンで身体が冷え、血行が悪くなりやすい夏にはうれしい栄養素です。
すいかを美味しく食べるための豆知識
美味しいすいかを見分けるポイント
1)皮の緑と黒の色が濃く、縞模様がはっきりしている。 2)黒い部分が盛り上がっている。 3)ツルが緑色で固く、付け根が少しくぼんで周りが盛り上がっている。 4)花落ち部分(お尻の部分)の大きさが大きいほど熟している。小さい物は日持ちがする。 5)持ってみるとずっしりと重みがある。
すいかは置いておくと甘くなる?
果物の中には、収穫後にしばらく置いておくことで熟して甘くなる物があります。これを「追熟」と言います。 しかし、すいかは追熟しない果物なので、食べたときに甘くなかったからといって置いておいても甘みに変化はありません。鮮度が良いうちに食べるか、デザートなどにアレンジして楽しむと良いですね。
まとめ
すいかの日はすいかを楽しみましょう!
いかかでしたか? すいかには美容にうれしい栄養が豊富に含まれています。 今年のすいかの日は、美味しいすいかを楽しんでみませんか? 出典:なるほど統計学(総務省 統計局) アクセス日:2020年6月4日 (https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3day.html) スイカの歴史(株式会社 萩原農場) アクセス日:2020年6月4日 (http://www.suika-net.co.jp/user_data/suika_history.php)
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。