【いまさら聞けない】しょうゆの種類と活用法を、管理栄養士が解説!
私たちの食生活に欠かせない調味料であるしょうゆ。スーパーでは様々な種類のしょうゆが売られていますが、どのように使い分けて良いか分からず、結局どの料理にも同じしょうゆを使っていませんか?実は料理によって適したしょうゆを使い分ける事で、ワンランク上の料理に仕上がります。今回はしょうゆの種類と活用法について、管理栄養士が解説します!
2019年11月05日
しょうゆの種類と活用法
濃口しょうゆ
濃口しょうゆはしょうゆの出荷量の約8割を占める最もなじみ深いしょうゆで、レシピなどにしょうゆという記載がある場合には、一般的には濃口しょうゆの事を指します。 大さじ1杯あたりの塩分は2.6gです。色や味のバランスが取れているので、煮物や炒め物などの調理に使うのはもちろん、卓上調味料としても適しており幅広く活用されています。
淡口しょうゆ
淡口しょうゆは「うすくちしょうゆ」と読み、色が薄いのが特徴のしょうゆです。 「うすくち」と言っても味が薄いのではなく大さじ1杯あたりの塩分は2.9gで、濃口しょうゆよりもやや高めとなりますので、塩分を控えたいからと言って淡口しょうゆを選択しないよう注意しましょう。野菜の煮物や炊き込みご飯など、食材の色を生かしたい料理に適したしょうゆです。
たまりしょうゆ
主に中部地方で作られており、濃い色合いととろみが特徴のしょうゆです。 大さじ1杯あたりの塩分は2.3gです。加熱する事で綺麗な赤みが出るので、照り焼きや焼鳥のたれ、うなぎの蒲焼など、照りをつけたい料理に適したしょうゆです。
再仕込しょうゆ
通常のしょうゆは麹に食塩水を混ぜて熟成させるのに対し、再仕込しょうゆはしょうゆを使って熟成させます。大さじ1杯あたりの塩分は2.2gです。濃厚な味わいと香りを生かすため、料理に使うのではなく、刺身やお寿司などにつけて使うのがおすすめです。 【意外と知らない】後悔しない「お寿司」の食べ方とは?
減塩しょうゆ
減塩しょうゆは、名前の通り塩分を抑えたしょうゆで、大さじ1杯あたりの塩分は1.5gと、濃口しょうゆよりもかなり塩分量が少なくなります。塩分の摂取量が多いと高血圧やむくみの原因となりますので、健康や美容を気にする方に使われているしょうゆです。 【やっぱりスゴイ発酵パワー!】意外と知らない「醤油」の秘密って?
しょうゆを使ったオススメレシピ
時短!大根と鶏手羽元の照煮(濃口しょうゆ)
手羽元を使った旨味たっぷりの照り煮です。 大根は火が通りにくい野菜ですが、レンジで加熱しておく事で煮込み時間を短く出来ますし、味が染み込みやすくなります。 ▶「時短!大根と鶏手羽元の照煮」のレシピはこちら
牛肉ともやしの炒め物(濃口しょうゆ)
たっぷりの野菜を使った炒め物は満足感がありますし、代謝をサポートするビタミン・ミネラルをしっかりと摂る事が出来ます。オイスターソースとしょうゆの風味が食欲をそそる一品です。 ▶「牛肉ともやしの炒め物」のレシピはこちら
キュウリとツナの和え物(淡口ししょうゆ)
淡口しょうゆを使う事でキュウリやツナの色合いを生かす事が出来ます。 和えるだけの簡単レシピなので、もう一品ほしい時にも便利ですよ。 ▶「キュウリとツナの和え物」のレシピはこちら
ミニトマトと小松菜の中華風ゴマ和え(減塩しょうゆ)
緑黄色野菜を使った、ビタミン豊富なゴマ和えです。 きくらげを加える事で歯ごたえが良くなり、満足感を感じやすくなりますよ。 ▶「ミニトマトと小松菜の中華風ゴマ和え」のレシピはこちら
ヘルシー酢鶏(減塩しょうゆ)
中華料理はしっかりとした味付けで塩分が多くなってしまいがちですが、減塩しょうゆを使う事で塩分を抑えられます。また、低脂質な鶏むね肉を使うためカロリーオフにつながりますよ。 ▶「ヘルシー酢鶏」のレシピはこちら
まとめ
さまざまな種類のしょうゆを上手に活用してみましょう!
いかがでしたか? おなじみの濃口しょうゆ以外にもさまざまなしょうゆがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。それぞれの特徴を生かす事でより美味しく、ヘルシーな料理を作る事が出来ますので、ぜひ上手に活用してみて下さいね。 【炭水化物好きさんに朗報!】「にら醤油」の驚くべきダイエットパワーとは?
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。