【2児の管理栄養士ママが考案】子供の好き嫌いをなくす3つの方法とは?
自分の子供の成長を大切に思うほど、「子供の好き嫌い」に悩まされているママやパパは多いのではないでしょうか。私自身も子供が2人いますが、子供の好き嫌いに悩まされました。今回、2児の管理栄養士ママが実際に行なって、効き目があった、子供の好き嫌いをなくす3つの方法を紹介したいと思います。
2019年10月10日
好き嫌いにも様々なタイプがある。
タイプ1:本能的なものから。
子供のうちは、こちらのタイプが多いと思います。子供の頃は嫌いだったけど、大人になったら、食べるようになった経験は、ママやパパにもあるのではないでしょうか。 子供が嫌いな食べ物は、苦いもの、辛いもの、酸っぱいもの、ヌルヌルしたもの、食べにくいもの、匂いがきついものなどが多いと思います。つまり、子供は、五感で感じて、不愉快に感じるものは食べない、あるいは食わず嫌いが出てきます。 また、面白いことに、子供は舌の味覚センサーの数が大人よりも多いため、味を敏感に感じてしまうそうです。
タイプ2:経験から。
新しい食べ物を食べた時に腹痛が起きたり、下痢になったり、嘔吐してしまったなど、辛い経験を一度してしまうと、それからは2度と口にしたくないというのがこのタイプです。
好き嫌い克服の方法
ポイント1:ママやパパなどの家族が美味しそうに食べる。
食べず嫌いの場合は、ママやパパなどの家族が美味しそうに食べる事で自分も食べてみようという気持ちになる場合もあります。ある研究によると、ママやパパが日頃から野菜や果物を食べる習慣がある方が、子供は野菜や果物を食べる確率が高くなるという結果もあります。 また、実体験として、私の娘は、お兄ちゃんが食べてるものを欲しがる傾向があり、お兄ちゃんが美味しく食べる事で、娘は食べず嫌いの食材をいくつか克服出来ました。
ポイント2:調理に関わらせる事で、食への意識を高めさせる。
ママやパパが作って完成させた料理を出すだけよりも、子供自身が調理に関わった料理の方が子供にとって断然に食への意識が高まります。 実体験としては、息子が4歳の時にピザ作りを家で一緒にしました。ピーマンやキノコなど、息子が普段食べないものをわざと一緒にトッピングして作り、食べる時にとても美味しいねと言いながら家族みんなで食べました。 それから、息子はチーズだけのったピザよりも、ピーマンやキノコがのったピザを好むようになり、また、ピーマンやキノコが他の料理に入っても、食べるようになりました。 【管理栄養士が教える!vol.1】思春期・成長期の子供が気を付けるべき食事って?
ポイント3:一口だけ食べても褒めてあげる。
苦手な食材は、一口だけ食べるだけでも、子供にとって勇気のいるものです。全く食べない食材は、一口だけでも食べるように促しましょう。 実体験としては、息子はレタスを全く食べなかった時期がありました。そこで、ほんの一欠片のレタスだけをだして、食べるように促し、食べたら褒めるようにしました。今では、沢山とは言わないものの、ある程度食べるようになりました。
ママやパパが心がけるポイント
ポイント1:長い目で見守る。
子供の好き嫌いには、長い目で見守る事が大事です。食べないからと、怒鳴って食べさせても、結果的に子供にとって楽しい食卓にはなりません。また、ママやパパも自分自身の子供の頃を思い出し、子供の好き嫌いはあるのが当たり前だと思うくらいが、ちょうど良いでしょう。
ポイント2:諦めない。
子供の好き嫌いがあるからと、食卓から全く出さないのも、逆効果です。一口サイズだけでも、定期的に食卓にだして、いつか食べるかもしれないと望みは持ち続けましょう。
まとめ
子供に食への意識を高めさせよう。
今回、2児の管理栄養士ママが実際に行なった子供の好き嫌いをなくす3つの方法を紹介しました。子供への好き嫌いの克服は長期戦です。焦らず長い目で見守りながらも、子供に食への意識が高まるような食育を無理なく続けていきましょう。 【子供の肥満度を診断】「ローレル指数」の活用で肥満予防しよう!
【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?
まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
- 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
- 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
- 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
- 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス
著者
ウィリアムズ 早苗(管理栄養士)
大学卒業後、食品会社にてメニュー開発を経験。現在はオンラインでの栄養指導や、メディアでの執筆をしています。私たちが抱えている、食や健康に関しての問題点に注目し、それに向けての解決策の糸口となるようなお手伝いが出来る事をモットーにしています。