【誰でも簡単!】食べる順番ダイエットが効果的な3つの理由
「ダイエットしたくても食事の量が減らせない」「どんなに頑張ってダイエットをしてもすぐにリバウンドしてしまう」とお困りの方、「食べる順番ダイエット」を試してみてはいかがでしょう?食べる順番を変えることでダイエット効果が得られる理由とポイントを管理栄養士が解説します。
2019年04月17日
食べる順番ダイエットとは?
「食べる順番ダイエット」とは食事で食べる順番を意識すること。 具体的な順番としては、野菜、海藻、きのこを食べてからお魚や肉、卵、大豆製品などのたんぱく質系のおかずを食べ最後にご飯や麺類を食べること。 言い換えると、汁物やサラダ、和え物、お浸しなどを食べてから、主菜となるメインのおかずを食べ、最後に主食を食べます。
食べる順番を変えるとダイエットになる3つの理由とは?
1.血糖値の急上昇を抑える
食事の最初に糖質が多く含まれているご飯や麺類、パンなどの主食を食べると血糖値が急に上がりやすくなり、それに伴い、血糖値を下げようとするホルモンであるインスリンの分泌も急激に増えます。インスリンは血糖値を下げるほか、脂肪の合成を促す作用もありますので、分泌が急に多くなると、脂肪の合成も促進されてしまいます。 食事の最初に食物繊維が多く含まれる野菜や海藻、きのこ類を食べることで血糖値の急激な上昇を抑えます。
2.過食を防ぐ
最初に汁物やサラダ、和え物、お浸しなど水分が多いのものを食べることで物理的にも満腹感を感じやすくなります。その結果、最後に食べるご飯を無理なく減らすことができます。 また、最初に食べる野菜、海藻、きのこなどは、食物繊維を多く含むものです。食物繊維はよく噛まなければのみ込めません。噛むこと、すなわち咀嚼は満腹感を感じやすくします。また、咀嚼によって血糖値の急上昇を抑えることにもつながります。
3.体への負担がない最も健康的なダイエット
無理に食べ物の量を減らしたり、ある特定のものだけを食べる、または特定のものを食べない、というダイエットではないので、体や心へのダメージがありません。また、急激に体重が落ちるわけでもないので、リバウンドもない一生続けられるダイエットです。
食べる順番ダイエットを成功させるポイント
よく噛む。噛み応えのあるように工夫する
よく噛むと同時に、噛み応えのある食材を加えることが大切です。また野菜や肉などは大きく切ることで噛み応えを増やします。丼物やカレーはご飯とおかずが混ざり、噛まなくてものみ込みやすくなり、過食につながります。 丼物やカレーの時もよく噛むということを意識するだけでなく、噛み応えのあるサラダや和え物、お浸しなどを先に食べるようにできるといいですね。
おかずは薄味に
日本人の食文化には「口内調味」という食べ方があります。ご飯とおかずを口の中へ入れて、口の中で混ぜながら味を作ることです。そのため、塩分の多いおかずだと、ご飯を食べて塩分を薄めるということを自然にするようになり、ご飯の量が増えることになります。塩分とご飯の摂取量は比例します。 「口内調味」は伝統的な食べ方ですが、ダイエットのためには、おかずは薄味にしてご飯とおかずは別々に食べるようにしましょう。
最後に
食べる順番ダイエットは簡単にできること、今すぐに始められるというメリットがありますが、すぐに効果が出るというものではありません。 しかし、食べる順番とよく噛むことを意識すれば、意識していない時に比べ確実にやせやすい体になります。 数か月後、数年後今よりもっと引き締まって、健康になっている体をイメージして「食べる順番」意識してみてはいかがでしょう。管理栄養士もイチ押しです。
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。