【管理栄養士も実践!】ダイエット中の献立レパートリーを増やす方法
ダイエット中は食事の献立に悩むという方も多いですよね。そんなお悩みは、とあるコツを抑えることで解消できますよ!今回は献立作りについて、管理栄養士がご紹介します。
2023年02月02日
献立の基本
組み立て方
献立の基本は、ご飯などの主食、肉や魚、卵、大豆製品を使った料理の主菜、野菜やきのこ、海藻を使った料理の副菜を揃えること。 品数は、主食1品、主菜1品、副菜2品が目安です。それぞれの目安量としては、ごはんは軽く握ったこぶし程度、魚・肉・大豆製品は片手の平程度(指は含まない)、野菜・きのこ・海藻類は生であれば両手1杯、熱を加えてかさが減るときは片手に山盛り1杯です。
ステップ1:主菜を決める
食材と調理法を考えよう
食事のカロリーは、食品のカロリーと料理に使用する油の量で決まります。この組み合わせ次第で、高カロリーな食事にもなり、低カロリーな食事にもなるのです。 そうは言っても、食べるものが決まらないと始まらないですよね。まずは、主菜を何にするか決めてみましょう。
ステップ2:主菜の食材を考える
魚?肉?それ以外?
次に、主菜となる料理の食材選びです。魚料理は比較的、カロリーを抑えやすいですが、肉料理は肉の部位や脂身があるかないかでカロリーが大きく変わります。揚げ物や炒め物をするときには、脂身が少ない部位を選ぶことで、カロリーカットにつなげることができますよ。
牛肉100gあたりのカロリー
牛もも肉(赤身) 132kcal 牛ヒレ肉 133kcal 牛もも肉(脂身付)165kcal 牛バラ肉(脂身付)371kcal
豚肉100gあたりのカロリー
豚もも肉(赤肉) 128kcal 豚ヒレ肉 130kcal 豚もも肉(脂身付) 183kcal 豚ロース肉(脂身付)263kcal
鶏肉100gあたりのカロリー
鶏ささみ 109kcal 鶏むね肉(皮なし) 116kcal 鶏もも肉(皮なし) 127kcal 鶏むね肉(皮つき) 145kcal 鶏もも肉(皮つき) 204kcal
ステップ3:副菜を決める
大豆・大豆製品は、主菜のグループに入ります
ついついやってしまう落とし穴として挙げられるのが、副菜に納豆や豆腐料理を持ってきてしまうこと。実は、納豆も豆腐も卵料理も主菜のグループに入ります。 そのため、主菜が重ならないようにしましょう。ここでは、野菜やきのこ、海藻を使った料理を考えます。
副菜には油を使わない
副菜は、主菜が揚げ物や炒め物かどうかで、内容を考えます。 最近はいろいろな種類の油が売られていますが、健康のために取り入れている油が、落とし穴になることも。油の種類によって特徴は異なりますが、カロリーはすべて1gあたり9kcal。体のためにと思っていても、1回の食事で油を使った料理が2品以上になるとカロリーオーバーの原因になります。見落としがちな油として、マヨネーズやドレッシングも忘れてはいけません。
主菜が揚げ物・炒め物のとき
副菜はノンオイルドレッシングをかけたサラダや温野菜、グリル野菜や和え物、お浸し、酢の物などを組み合わせると、カロリーを抑えることができます。
主菜が焼き物・蒸し物のとき
主菜で油を使っていないときは、副菜でボリュームを出すのがポイントです。主菜のカロリーが低いため、副菜の2品のうち1品は、ポテトサラダやかぼちゃサラダ、かき揚げ、揚げびたしなど、カロリーが高いものを組み合わせても大丈夫ですよ!
2品目の副菜は低カロリーで
もう1品の副菜は、野菜スープや、主菜が揚げ物・炒め物のときでご紹介したような副菜にすると、カロリーは抑えられつつ、満腹感も得られやすいです。
まとめ
ダイエット中こそ、料理のレパートリーを増やそう
ダイエットをするときに、低カロリーだからといって毎回同じ食材や調理法ばかりにすると、身体に必要な栄養素が不足したり、ストレスから食べすぎてしまうことがあります。ダイエット中こそ様々な食材を取り入れて、料理のレパートリーを増やすようにしましょう!
ぜひ明日からお試しください!
食事は、食材の選び方やメニューの組み合わせ次第で、カロリーが大きく変わります。高カロリーになりやすい料理では、低脂肪の食材を選んだり、組み合わせる料理を低カロリーにしたりすることで、カロリーコントロールができます。 ぜひ、実践してみてくださいね。
【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?
まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
- 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
- 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
- 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
- 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス
著者
酒井 葉子(管理栄養士、東京糖尿病療養指導士)
幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、身体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事。食を通して、充実した毎日のサポートを行ってまいります。